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散歩や旅、町の話

川越・妙善寺 さつまいもを抱いた「さつまいも地蔵」様にお参りするにゃ

川越駅からすぐの名刹 昭和生まれの本堂 お寺の名前は夫婦の法名 かわいい毘沙門天さん 平成生まれのさつまいも地蔵さま 10月13日は「いも供養」の日にゃ 境内を飾るオミナエシ 道路の向こうにたたずむ元禄の六地蔵 川越駅からすぐの名刹 ここは川越駅からす…

イタリア・ポジターノ 天国の夏を過ごす <トラキチ旅のエッセイ>第12話

ナポリの南、あの「ポンペイ」を灼熱の灰にうずめた有名なヴェスヴィオ火山の裾を抜けると、ソレント半島が横たわっている。 その半島の南岸、断崖を削って進む狭い幹線道路は、ルパン三世がフィアットで疾走しそうな景色。 高所恐怖症の人は、車の窓を覗く…

イタリア・アマルフィ 栄光の記憶はまどろみの中に <トラキチ旅のエッセイ>第11話

日本の商船は、日の丸=日章旗をかかげて海をゆく。商船旗――Civil ensign が、日本の場合、国旗と同じであるからだ。 しかし、そうではない国もある。たとえばイタリア。国旗は緑・白・赤、おなじみの三色旗だが、船は少し違う旗を掲げる。 見ると、緑と赤に…

一千石を投げ捨てても ~阿波徳島・阿波踊りにまつわる昔話 <トラキチ旅のエッセイ>第10話

「もう我慢ができぬ」 男はそうつぶやいて立ち上がると、やにわにその顔を藍染の頬被りで隠し、家人や女中らに気付かれぬよう、ひそかに屋敷を抜け出た。 夏。うだるような暑さの夜。 伸びきった庭草が、周囲を蒸し殺さんばかりに青臭いニオイを辺りに放って…

阿波池田、山間に沈む町。次にウダツを上げる日はいつか <トラキチ旅のエッセイ>第9話

阿波池田。夏。 揺れる陽炎の底に沈み込んだような静かな町を歩いた。 古い家並みの中、ふと1枚の表札が目に留まった。 「蔦 文也」とそこにあった。蔦監督である。 「山あいの町の子どもたちに海を見せてやりたい」 そう言って、県立池田高校野球部を甲子…

一碧湖――伊豆の瞳に恋してる <トラキチ旅のエッセイ>第8話

伊豆半島東部の伊東市に「伊豆の瞳」と呼ばれている小さな湖がある。 一碧湖という。 やや日本の地名らしくない。 そこで古今の漢文を探れば、一碧萬頃――という言葉がある。水面が青々として遠くまで広がるさまをいう。 先憂後楽(後楽園の名前の元となった…

海の上を飛んで大分へ。ホーバークラフトに乗った日のこと <トラキチ旅のエッセイ>第7話

「お客さんを乗せて営業運転しているのは、全国でわが社だけですね」――係員はそう言って胸を張った(2007年頃)。 全国、どころではない。世界を見渡しても見つけるのはなかなか難しい。 場所は、九州、大分。豊後水道に面して三方を海に囲まれる小さな地方…

それは万博から始まった? 私見・大阪空間色彩論 <トラキチ旅のエッセイ>第6話

大阪は色彩豊かである。キタもミナミも変わらない。 狭い街路にさまざまな色彩が幕の内弁当のように押し込まれ、密度感にあふれる景色をつくり出している。 色は派手な原色が愛される。赤、青、黄色――。 あからさまな原色をまとった看板やディスプレイが、子…

わが大阪へのオマージュ <トラキチ旅のエッセイ>第5話

私は歩き方がお笑い芸人の坂田利夫師匠に似ているといわれる。 なので、大阪の街では注意しなければならない。人違いをされて、偉大な師匠の名を汚してはならない。 大阪。数年前から、この街と縁が深い。 通勤するかのように、毎週訪れた頃もある。 さらに…

白水阿弥陀堂・みちのくの姫の美しき御堂 <トラキチ旅のエッセイ>第4話

桜がほころび始めた頃。やわらかな日差しの中、いわきの白水阿弥陀堂を訪れた。 やや南に「勿来の関」があったこの辺り。みちのくの南端。古代から中世にかけては、奥州と関東、ふたつの広大な世界が接する境界だった。 そんな土地に暮らす豪族のもとへ、は…

新潟・天空の花園 その優しさの秘密は? <トラキチ旅のエッセイ>第3話

「新潟に面白い建物があるよ」 「ああ、旧税関(明治2)でしょう」 「いや、ちがう」 「県政記念館(明治16)ですか」 「ちがう。古い建物ばかり思い出すんだな。もっと新しい建物だよ。その県政記念館のすぐ近くにある」 ――と、知人に教えられたのが、新…

水の新潟、神々の新潟 <トラキチ旅のエッセイ>第2話

昼間の気温は30度。真夏の新潟市内。 ところが、陽が沈むとともに、街にはすずしい風がそよぎだした。信濃川のせいだろうか。 人口は約80万人。日本海岸随一の都会。この街は、その中心に巨大な天然のクーラーを備えている。 金沢のように典雅な町並みが…

祇園とはなにか。答えはインドにあった <トラキチ旅のエッセイ>第1話

「祇園の街で認められる」 それは昔も今も、成功を表す尺度のひとつである。 祇園で「旦那」と認められ、舞妓、芸妓という生きた芸術作品のパトロンとなる。そのためには、経済力だけではない、人間に品が要る。 知性も欠かせない。 さらには、品や知性だけ…

戦場となったウクライナに捧げる詩 平和への願いを込めるにゃ

下の一文はトラキチが書いた「詩」にゃ。 少しエッセイ風のトラキチスタイルの詩にゃ。 元は2014年のクリミア半島併合(国際的には未承認)のときに考えたものなんにゃけど、少し手直ししてみたにゃ。 タイトルは「一匹の魚になって、北大西洋を東へと泳いで…

蓮馨寺(れんけいじ)は川越市民のオアシス。お団子食べながら縁日見物にゃ

蓮馨寺は川越の街の真ん中にあるにゃ 蓮馨寺(れんけいじ)は川越の街の中心部に建つお寺にゃ。蔵造りの町並みで有名な一番街の少し南側にあるにゃ。西武鉄道の本川越駅からも近くて、北に5~600mくらいかにゃ。孤峯山宝池院蓮馨寺。浄土宗のお寺にゃ。 休み…

「旧山崎家別邸」…川越にある重要文化財・大正生まれの和洋折衷邸宅を案内するにゃ

和洋折衷の邸宅「旧山崎家別邸」 トラキチの住んでいる川越。川越といえば古い町並みが有名にゃ。江戸時代の浮世絵から抜け出たような、和風の蔵造りの商家が建ち並ぶ風景が有名なんにゃけど、それだけにゃないんにゃぞ。 近代に入って、西洋の建築様式が日…

川越に引っ越してきたにゃ!

このブログを2018年から書いてきた作者なんにゃけど、この夏、前々から大好きだった町、埼玉県の川越市に引っ越してきたにゃ。 それにともなって、このブログもタイトルと作者名を変えることにしたにゃ。ブログ名は「道草猫の反省日記」、作者の名前はトラキ…

世界一好きな都会は、イタリアのナポリにゃ!

2022-03-12 (ウンベルトⅠ世のガッレリア) トラキチが世界一好きな都会は、イタリアのナポリにゃ。 「ナポリ」 その名前をこうしてキーボードで叩くだけで、あの街にふりそそぐ太陽が、喧騒が、部屋中に溢れてくるにゃ! わがナポリ! ちなみに、2番目に好…

聖セシリア像…世界一美しい死の造形。ローマのサンタ・チェチーリア・イン・トラステヴェレ教会

2022-03-13 トラキチが世界一好きな彫刻は、イタリアのローマにあるにゃ。 ローマのいわゆる川向こう、トラステヴェレというところにゃ。 Basilica di Santa Cecilia in Trastevere ―――サンタ・チェチーリア・イン・トラステヴェレ教会にあるステファノ・マ…

昔、韓国の若者に叱られた話。「君、なぜ日本の国旗を掲げていないんだ!」

2022-04-26 昔、韓国の若者に叱られたことがあるにゃ。 何で叱られたのか? ハタにゃ。旗のことで叱られたんよ。 すると、やはり旭日旗問題? うんにゃ。そっちじゃない。日の丸にゃ。日章旗のことで叱られたにゃ。 ちなみに、向こうの発音で書くと日章旗は…

おお、これも美味い。シソが香る山の昆布? 山陰浜田・いそはま本舗の「ししゃもきくらげ」を取り寄せてみた!

(ししゃもきくらげ:画像はいそはま本舗・楽天市場のページから引用させていただきました) こんにちは! さて少し前に、このブログでワタクシからおススメさせていただいた、 山陰海の幸・いそはま本舗さんの「明太子のり」。 ふっくら炊いた白いごはんに…

首都圏にある「美しい名前の駅」を探してみたにゃ

2020-11-02 鉄道の駅名には、思わず感心してしまうような美しいものもたまにあるよにゃ。 トラキチの好きな首都圏の「美しい駅名」を挙げてみるにゃ。 指扇(さしおうぎ) 風祭(かざまつり) 立飛(たちひ) 曳舟(ひきふね) 清澄白河(きよすみしらかわ)…

「旧朝倉家住宅」…代官山で大正時代の東京の面影に触れられるおすすめスポットにゃ

ここ、「代官山や中目黒あたりにはよく行くにゃ」という人でも、意外に知らないかもにゃ。 「旧朝倉家住宅」にゃ。 代官山駅の中央口を出て、徒歩4、5分程度。ホント、目と鼻の先に、大正8年(1919)に建てられた当時の立派な邸宅が残されているにゃ。 土…

西郷山公園と菅刈公園(すげかりこうえん)…代官山近くのおすすめスポットを歩いたにゃ

先日、代官山を歩いてきたにゃ。東京の代官山。 起伏に富んだ地形。洒落たお店の多い賑やかな通り。そこから外れた路地の静けさ… 似た感じを味わえる原宿よりも、トラキチは、坂の街・代官山の方がやや好みにゃ。 代官山駅の中央口に降り立ち、角を右、左と…

小江戸川越七福神めぐり・菓子屋横丁や蔵造りの町並みも併せて巡る、楽しいご縁日!

あけましておめでとうございます。 僕は、最近は毎年、埼玉県の川越市で年末年始を過ごしています。 この大晦日と元日も、川越で過ごしました。 2019年元日の関東は、とてもよく晴れ渡りました。 風もなく、穏やかな光がいっぱいに射す中、「川越七福神」を…

川越まつりの華麗な宵山!絢爛豪華な山車が練り歩き、曳っかわせでは囃子を激しく競い合う!

埼玉県川越市にある川越氷川神社の秋の祭礼、「川越まつり」。 今年(2018年)は、10月20日・21日に行われました。 江戸の天下祭り(神田祭・山王祭)の伝統をいまに引き継ぐ、おそらく関東でもっとも華麗で絢爛豪華な歴史あるお祭りを見物してきまし…

新倉ふるさと民家園「旧冨岡家住宅」をぶらり訪問。研究開発都市・和光市のオアシスにゃ

2022-07-28 隠れた研究開発都市・和光市 先日、和光市を訪れたにゃ。埼玉県の和光市。 秋の昼下がり、東武東上線和光市駅から徒歩10分くらいのところにある「新倉ふるさと民家園」に、ぶらりと立ち寄ってみたにゃ。 ちなみに、和光市といっても、全国的に…

埼玉スタジアム2002・日本最大のサッカースタジアムの「スタジアムツアー」に参加しました!

すばらしい体験をしてきました! 埼玉県さいたま市にある日本最大のサッカー専用スタジアム「埼玉スタジアム2002」のバックヤードを巡るスタジアムツアーに参加しました。 目前に広がる緑のピッチ。見上げる6万3700の観客席! 圧巻のスケールでした…

西川口。新たな首都圏の「中華街」になりつつあるといわれている街を歩いてきました

先日、「西川口」を歩いてきました。 場所は埼玉県の川口市。 川口市は東京都に隣接する結構大きな町なんですが、そこを南北に走るJR京浜東北線・西川口駅前の辺りが、最近、「新たな中華街になっている!」と、いわれて話題です。 真夏並みに気温の上がった…

「川越」という町が大好きにゃ。埼玉県の川越市。理由を4つ語るにゃ

2023-09-12 (川越・時の鐘) さてさて。 トラキチはいま(この記事の初出当時)東京のすぐそばにある関東の街に暮らしているんにゃけど、周囲をざっと見渡して、一番好きな町といえば「川越」だにゃ。 埼玉県の川越市。 東京の池袋から東武線の電車に乗るか…