(画像はamazonさんより引用させていただきました)
ジョジョとドラゴンボールはどちらが人生の教科書か?
答えを先に言います。ジョジョです。僕の中では。
ちなみにどちらの作品も、僕はリアルタイムで読んでいません。ずいぶんあとになって、単行本で一気に読みました。
ドラゴンボールは、魔神ブウ編まで一気に。
面白くって、途中、まったく止まらず。
ジョジョの奇妙な冒険の方は、第6部のストーンオーシャンまで。パートごとに、若干休みながら。
(なぜかジョジョは読むのが疲れる。絵柄かな?)
そして、どちらも40歳を超えてから。
とにかく、面白くて偉大な作品であることには、双方、優劣つけがたい。
ただ、どちらが人生の教科書か?
と、なると、僕にとっては完全にジョジョです。
なぜなら、大人のたたかいは、ドラゴンボールに主に描かれるような、格闘技的な力比べにはならないから。
(学生までは格闘技的ですよね。受験、スポーツ、恋愛・・・リングが設定されている)
誰がどんな武器で、どんな方向から、こちらのどこを攻めてくるかわからない、混沌とした先の見えないものだから。
ジョジョで描かれているバトルって、まさに、いまの社会での大人のバトルそのものです。
会社では大して風采の上がらないサラリーマンが、実はひそかにネット上ではすごいコンテンツクリエイターになっていて、給料の額よりも稼いでる・・・とか、
裏の顔は、マンション何十戸も経営している不動産オーナーだったり、とか、
いま、そんなかたちで勝負している人も世の中には多いけど、なんだかこれって、ジョジョの「スタンド」を持ってる人みたいじゃないですか。
「くそ~、あいつ、営業での成績は俺より下だったのに、会社辞めてから、メダカの繁殖成功させて有名になりやがった」
・・・なんていう場合、僕にはメダカが、ジョジョに出てくる重ちー君のスタンドの「ハーヴェスト」のように思えてきたりしちゃいます。
あと、ドラゴンボールは、基本、つらい修行が実を結んでいく物語でもありますね。
ジョジョの場合も1部、2部まではややそうでした。
でも、3部からは違っていて、主人公たちの持つ力は修行や努力で得るものでなく、才能や、たまたまの巡り合わせがそれをもたらしているものになっています。つまりタナボタです。
これもまさに人生ですよ。たとえば収益性の高い土地が、相続で手に入っちゃう人・・・
ただし、問題はその活かし方です。
高潔な「黄金の精神」こそが、天与の能力を最大限に活かせる・・・が、ジョジョの描くところですよね。
これからの世の中を育っていく子どもや若者に対しては、
「努力と修行で夢をつかみ取れ・・・!」
よりも、
「自分に与えられたものを探し出せ、それを正しく活かせ・・・!」
のジョジョ風の考え方の方が、変なリスクも少ないんじゃないかな?
と、いうような気もします。
おそまつ。
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