世の中には会社で出世しないほうがいい人がいるんにゃ。
これ、ホントにゃぞ。
そういう人が出世すると周りを不幸にするにゃ。結果、自分自身も不幸になるにゃ。これ、マジにゃぞ。
いまからそんな話をするにゃ。
ところで、トラキチにゃ、昔、結構有名な大きな会社で働いてたんにゃ。
どんな会社かというと、年功序列も男女格差もない、ガチガチのガチで実力主義の会社にゃ。日本では当時めずらしい方だったよにゃ。
かといって、そこ、全然ブラックな会社ではないんにゃ。すごくフェアでいい会社にゃ。すくなくともトラキチのいた当時はにゃ。
なんで、出産でお休みして復帰する女の人なんか、'90年代からすでにいっぱいいたぞ。
ともあれ、そういう究極的な意味でファンダメンタルというかコンサバティブというか、リベラルというか、そんな場所なので、もう明確に会社で出世できる人とできない人の違いがわかるんよ。
もちろん、出世には運の要素もものすごく大きいんにゃけど、その会社にいると、「あ…これだけはやっちゃダメだにゃ」っていう不必要条件が、ふるいにかけたように目の前に見えてくるにゃ。
その最大の例を挙げるにゃ。
仲間や後輩に何か頼まれたとき、面倒くさがって 不機嫌 になる人はダメにゃ。上司ではなく「仲間」や「後輩」ににゃぞ。
あるいは逆に、仲間や後輩にものを頼まれたとき、気分がよくなりすぎて 威張る 人。
これら2つは、絶対にダメにゃ。
もっといえば、不機嫌になりつつ、さらに威張ってしまうような人は、ダメどころかもはや本人にとって 危険 だにゃ。
つまり、どういうことかというと、下手(したて)に出てきた相手に対して、普通の精神状態ではいられない人って、マズいんよ。
そして怖いことに、そういう人たちって、まず100%、自分がそうであることへの自覚がないにゃ。なぜなら、悪気にゃなく、それがその人の本質だからなんにゃ。
たとえば、自分の笑い声がどんなか、大抵自分ではわからないにゃろ?
それとおんなじにゃ。
繰り返すぞ。悪気じゃないんにゃ。本質にゃ。それがその人の素のままの姿なので、余計に マズい ということにゃ。
なんで、そのテの人は、出世…つまり他人をマネジメントする立場に就いちゃダメにゃ。マネジメントされるのみのポジションにいつまでもいた方がいいんにゃ。
これ、嫌味にゃないぞ。それが安全のためベストにゃ。
ちなみに、そんな人がヘタにマネジメントする立場に就いちゃうと、立場自体がストレスになるか、おかしな快感を得続けることで自分を見失うか、どっちかにゃ。ほぼいい結果は出ないにゃ。
たとえば、パワハラが止まらない人なんかがまさにこれにゃ。快感ゆえにやめられなくなるんにゃ。
そういうわけで、トラキチのいた上記の会社では、マネジャー以上の人に、いま述べたような問題を抱えている人はほぼ見渡すかぎり皆無にゃった。人事が見事に機能していたということにゃ。
もちろん、まれにミスチョイスはあったぞ。でもそれはすぐにフォローされたにゃ。すなわち、そういう人は部下のいない「プレイングマネジャー」に速やかに配置換えされてたにゃ。
「Yahoo! 知恵袋」や「教えて! goo」なんかで、質問者をやたらといじめて、自分に酔っちゃってるみたいな人いるにゃろ?
あれって、あきらかに無意識にゃんか。わざとヒールを演じてるんにゃなく、何を好き好んでか、心の芯からのヒールの本性を見せてるよにゃ?
あれって、出世すると危ない=人生の行く手があとになるほど狭いという意味で、大きなリスクを抱えている人たちにゃ。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんさんからお借りしているにゃ!)