近所でノウゼンカズラが咲いてるにゃ。
太陽が大好きな夏の花にゃ。
そんでもって、やたらといそがしい花にゃ。次々と咲いて、次々と散っていくにゃ。
なので、掃除が大変にゃ。しかも暑い中にゃろ?
「ノウゼンカズラは植えると苦労する」
なんていう人もいるけど、それってたしかに事実だよにゃ。
大きくなり過ぎた庭のノウゼンカズラに、高齢の家主が手を焼いている風景をトラキチもたまに見かけるにゃ。
ほかには、
「ノウゼンカズラは建物の壁を這って汚す。傷める」
「蜜が多くて虫が寄りやすい」
なんてことも言われるよにゃ。それでも、真夏の青空にとてもよく似合う明るい雰囲気の花なんで、自宅で植えて楽しむ人は結構多いよにゃ。
ちなみに、ノウゼンカズラは外来植物にゃ。ただし、日本に来た時期は古くて、はるか平安時代かそれ以前とされてるにゃ。
漢字では「凌霄花」(りょうしょうか)と書くにゃ。凌には「しのぐ・こえる」、霄には「空・天空」という意味があって、要は「空によじ登る花」ってところだにゃ。
ところで、昔、この花こそがブーゲンビリアだと思っている人に会ったことがあるにゃ。
「ノーゼンカズラ」
「ブーゲンビリア」
なるほど、似てるもんにゃ(笑)
ちなみに、トラキチは昔ノウゼンカズラと「愛染かつら」はきっと何か関係があるんだろうと思ってた。
全然、関係ないよにゃ(笑)
参考までに、愛染かつらと呼ばれるカツラの木は、長野県上田市の別所温泉にある「北向観音」境内に立ってるにゃ。
ノウゼンカズラは、本当にあちこちで見られる花にゃけど、トラキチが「見るならここ」と、特に推薦したいのが、鎌倉の妙本寺にゃ。
街の真ん中からほど近いところにあるお寺なんにゃけど、静かで、とても落ち着くいいところにゃ。
鎌倉のお寺らしく、いかにも丹精込められた感じのノウゼンカズラが、境内半ばの二天門の近くにあって、早いと6月下旬頃から美しく咲きほこるにゃ。
でもって、妙本寺では、なぜかアジサイが長く咲く傾向もあるんよ。
なので、タイミングがいいと、青紫のアジサイとオレンジ色のノウゼンカズラのカラフルな共演が楽しめることもあるにゃ。
▼ 愛染かつらの北向観音と、ノウゼンカズラの咲く鎌倉妙本寺のサイト