すごいバクチを観ました。昨日は。
ワールドカップの話です。
いやあ、疲れた。
日本代表があんなかたちでブーイングされている。
サッカーに「時々みられる」「例のタイプ」の試合をやっているんですね。わが日本が!
なんと、御大ポーランドを付き合わせて。
しかもそれが、よくあるただの時間潰しじゃなく、スリリングな賭けにもなっているという、ものすごく複雑な状況。
何だか変な気持ちでした。
西野監督といえば、僕らの世代の記憶には、やはりあのアトランタオリンピックのことが強く残っています。
「マイアミの奇跡」ですね。
もちろん、あのときもびっくりしました。今回とは全然ちがう意味でのびっくりですが。
そこで、あらためて、考えてしまいますね。
運命を別けた、あのアトランタの第2戦・ナイジェリア戦。
聞くところによれば、西野監督はひたすら守り抜く方針だったそうですね。
理由は、こちらが実力に劣ることはハッキリしているから。
だから守る。守り抜いて終わらせ、次につなげる。
でも、結局はそれが一部の選手のフラストレーションや疑念を生んで、ピッチの上での意思統一がはかれなかったといわれています。
反則をとられてのPKも交えた残念な結果を生みつつ、日本は0-2で負けました。
これが響いて結果的には、グループリーグで2勝もしていながらトーナメントに進めなかった日本・・・。
グループリーグで二つ勝ったチームがそこで敗退したというのも、これまた非常に珍しい「奇跡」だったのだそうですね。
そこで、「たられば」を考えてみるんですが、
西野監督のプランどおり、あの第2戦をもしも本当に日本が守り切って、引き分けていたらどうなっていただろうか・・・
結果だけにあてはめると、
日本は2勝1分けで見事1位通過です。
ブラジルに勝ち(現実)、ナイジェリアと引分け(空想)、ハンガリーに勝って(現実)、2勝1分け。
でも、2勝1分けなんてあまりに出来過ぎだ・・・ということで、
現実には勝ったハンガリー戦を「敗戦だった」ということにすると、こうなります。
1位 ブラジル 2勝0分1敗
2or3位 日本 1勝1分1敗
2or3位 ナイジェリア 1勝1分1敗
4位 ハンガリー 1勝0分2敗
おお・・・なんと、今回と同じです。
(今回)
1位 コロンビア 2勝0分1敗
2位 日本 1勝1分1敗
3位 セネガル 1勝1分1敗
4位 ポーランド 1勝0分2敗
日本が2位突破できたかどうかは、やはりアトランタのときも、得失点差等にゆだねられていたことになります。
繰り返しますが、現実には2度も勝ったのに、日本はアトランタ五輪ではグループリーグは突破できませんでした。
でも、「たられば」の西野プランだと、アトランタでもやはり、今回のワールドカップ同様、勝利は1度のみで、グループリーグ突破の可能性がありました。
むむむ・・・まさにこれこそ、西野さんのリベンジということなんでしょうか。
そういえば、両者の顔ぶれ、南米・日本・アフリカ(サハラ以南)・中欧 というところもまったく同じですね。
うむむむ・・・おそまつ。
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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)