今日は、23年前の話を。
23年前、1995年です。
僕の意識している「インターネット元年」、それはこの年です。
この年の秋、はじめてネットに繋がっているPCに触りました。
すぐにこう思いました。
「なんと、全個人がこれで自分のメディアを持てることになるじゃないか!大変革が起こるぞ!」
なんとなれば、
「創作したい個人の発信が、無尽蔵にネット上に流れる」
「ネットは才能の『市』になる」
「そうだ。それをたばねる場があるといい!」
「創作や発信は、その場でプロダクト抜きに、一足飛びにマーケットに評価されることになる」
「みんなが支持する才能や、一部の人が猛烈に支持する才能がそこでたくさん生まれてくる」
「これはものすごいことになりそうだ」
「発信をたばねる場をつくりたい!」
勤めていた会社にしつっこく提案したり、人に会っては熱く語ったりしていました。
でも、残念。
ほぼ相手にされませんでした。
「あのねえ、インターネットって、アングラな趣味の世界だよ」
「素人の才能を素人が評価する? 君は創作の裏側を知らないからそんなことを言うんだよ。それはプロが見出すものだ」
「仮に君の言うとおり多少の発信と評価が集まる場ができるとして、一体どこでお金が儲かるの?」
対して、若き僕は・・・
「人の注目が集まる場所ですから、テレビや雑誌と同じです。少なくとも広告収入が・・・」
「アホ。そんな素人の文化祭みたいな場所に広告出す会社があると思ってんの?」
いや~、打ちひしがれましたね。
もう、どなたにも、あまりにもケンもホロロに言われたんで、
「こりゃ、僕の方が何か勘違いをしているんだ。馬鹿にされ続けるのをやめよう」
と、つい思ってしまいました。
きっと僕以外にも、そういう挫折組の地動説論者が、当時、世界にはたくさんいたんじゃないでしょうか。
しかしながら・・・!
嗚呼、Youtube・・・
嗚呼、ツイッター生まれのヒット漫画・・・
いまはブログで食べている人もいる・・・!
現実としての結果は、世の中は、
皆さんご存じのとおりです。
諦めずに、賛同してくれる人なんかいなくてもいいから、自分で何かをやればよかった。
やって失敗した方がよかった・・・!
やらなかった後悔。
二度としたくない後悔ですね。
以降は、僕は「他人が賛同しなくても実行」を基本に心がけることにしています。
それで失敗ばかりしています。
先日の記事で、
「僕の家の固定電話は法人名義になっているから、セールス電話が半端なく入ってくる」
お話をしましたが( ↓ )、これがその理由です。
小さな会社でしたが、創り、つぶしてしまいました。
とほほ・・・おそまつ。
でもまたやるぞ。
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