ちょっと刺激を含んだタイトルですかね。
そうでもない?
これ、昨年の約9ヶ月間くらいでの経験です。
最近、またちょくちょくログインをするようになって、
「あまり様子は変わってないな」
と、思えたので、ここに書いておきます。
揶揄・誹謗するんじゃなく、クラウドソーシングのよりよい発展を希望するひとりとして、前向きな発信のつもりで。
クラウドワークスの社員さん、経営者さんにとっても、若干参考になるかもしれません。
では、タイトルに繰り返し、もう一度前提を言いますね。
ここで挙げるのは、
・クラウドワークスさんのシステムを利用して
・真面目にライターの仕事をすると
起こることです。
1.取材で困ることがある
本格的な面談取材が必要になるような仕事で、クラウドワークスでの募集がかけられているようなことは、まずありません。
調査・裏付けはネットで完結可能・・・が、ほとんどです。
でも、真面目なライターさんであれば、ライティングをしていて、曖昧な情報、現在進行形の事がらなど、ネットで調べていてもイマイチ事実が把握できず、発信元に電話をかけて確認するなんてことは、日常茶飯事のことだと思います。
そのとき先方から、「お答えしてもいいんですが、何の媒体に載るんですか?」と、尋ねられても、媒体どころか、クライアントの素性さえはっきりしていないことが多い。
それが、クラウドワークスで仕事を引き受けた場合はよく起こります。
そこで「実は・・・私も存じてなくて」では、相手にとっては「なんだそれ」です。いわゆる世間には通用しない態度ということになっちゃいます。
僕の場合、取材をあきらめることが2度続いたあと、「これじゃやってて空しいな」と思い、社名も素性も明かしていないハンドルネームのみのクライアントにあらためてかけあって、情報を開示してもらい、取材先にそれを伝える許可も得ることで、3度目には、このシーンをどうにか切り抜けました。
クライアントによっては、そうはいかないケースも多々ありそうだな、と思っています。
2.おそらく悪気のない低評価に苦慮させられる
たとえばこんな事例。
繰り返し発注をくださるクライアントさん。すっかり頼りにしていただけているみたいで、かけてくれる言葉も暖かく、とてもうれしい。ところが・・・
「あれ? 締め切りに一度も遅れたことなんかないのに、なんでそこが、5点満点の4になっちゃうの? 3になるの?」
思うに、そのクライアントさんにとって、締め切りに遅れないことって、5段階評価の真ん中、3なんですね。多分。
でも、真面目な仕事をするライターさんであれば、ライティングが早く片付いたら、締め切りまでの残りの時間を使って、推敲をしっかり詰めてあげる・・・校正をサポートしてあげる・・・
そんな作業をクライアントさんや読者のためを思ってやってあげているケース、多いはずです。
それが通じない、想いが行き違いになる!
まではいいとして、そのことが直接数字につながり、サイト上に公開され、晒されるというシステム・・・これは痛い。
挙げた例は仕事のスピードに関してですが、クライアントによって「満足点」が5だったり、4だったり、3だったり・・・これは、おおむねほかの部分の評価でもいえることです。
3.時給100円以下なんてこともありうる!
クラウドワークスでのライター仕事では、「1字0.5円」だとか「1字1円」だとかの字数単位で、報酬が決められている場合がほとんどです。
なので、「あることがらについて調べた内容を150字にまとめる」
→ 1本あたり報酬75円
→ クラウドワークスの利用料(20%)が引かれて手取りは60円
こんなケースも、たまに生じます。
でも、真面目な仕事をするライターさんなら、ここでゾッとするはず。
「ある事がらについて調べた内容を150字にまとめる」
すなわち、
「きわめて短い字数にまとめ上げる」
・・・って、これ、取捨選択能力とセンスが、ライターとして試される仕事なんですね。もちろん、言葉を削ったり入れ替えたりの試行錯誤もかなり強いられます。
つまり、真面目にやると時間がかかるんです。
ともすれば、同じ内容を500字や1000字にまとめるよりもかかってしまう。
結果、あとで時給換算してみると、なんと10円台の仕事に・・・!
僕はかなり経験しましたね。お金を稼ごうとして、逆に時間をごっそりと奪われる手痛いダメージを受けてしまいました。
以上、全国の真面目なライターさん、そしてクラウドワークスさん、よろしければ参考にしてください。
そのほか、
応募に対しナシのつぶて。(待たされている時間がとても迷惑)
契約したあと、途中で連絡が来なくなり、どうなってんの?(何かがクライアント内部で起きた気配)
は、真面目に仕事をする人以外にも多分生じるトラブルです。
おそまつ。
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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)