疲れたときに僕を襲う、熱湯・蒸気吹き出すキケンな仕事場にいたときの「夢」

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こんにちは!

 

僕はやりたいことがたくさんある、夢だくさんな人間なのですが、

夜、眠っている間に見る方の夢も、かなり多様です。

 

いい大人なのに、空を飛ぶ夢は年に数回見ます。

 

あれほど気分のいいものもないですね。

 

身ひとつで、自由に空を飛んで回ります。

 

舞台が街なかだと、電線を避けて離陸したり、着陸したりするときにちょっと緊張させられます。

 

身体の調子を知るバロメーターになっている夢もあります。

 

それは、ボイラーの夢です。

 

これを見ると、間違いなく疲れている証拠です。

風邪をひく前兆だったりします。

 

身体に疲労がたまっているときのサインです。

 

なぜ、ボイラーなんでしょう?

 

実は僕は、若い頃、寄宿制の公立学校の職員だったことがあるんです。

そのとき、タイミング悪く(?)用務員さんが欠員になり、事務職の僕が、寄宿舎の風呂を焚く係を兼務させられたんですね。

2年以上にわたって。冬はさらに暖房の管理も。

 

いやあ、これが大変、大変。

 

何が大変かって、そこには2基のボイラーが置かれていたんですが、どちらもあちこち壊れているんです。

 

老朽化していて、オンボロの状態だったんです。

 

替えなきゃまずい、でも予算が付かない、で、ダラダラ、グダグダ。騙し騙し使用・・・の続いている状態でした。

 

ちなみに、ボイラー扱うんだったら、技士の資格が必要なんじゃないの?

 

と、思われる方もいるかと思いますが、そのボイラーは、技士さんでなくとも扱えるギリギリのものでした。

 

ただ、僕はボイラーの制度については、いまもほとんど詳しくないのですが、本当は、法定講習などは受けておかないといけなかったのかもしれませんね。

 

ともあれ、船の機関室みたいな、部屋中パイプだらけの空間に、縦2.5メートルくらいの巨大なドラム缶みたいなのが2基、ドーンと居並び、それが交代でうなりを上げているわけです。

 

すごい迫力でした。

 

で、これが、あちらこちら壊れているんです。

 

渇水だ、満水だ、ああだこうだって、けたたましい警報が真夜中でも鳴り響くんですね。容赦なく。

 

「渇水はとくに危ない。迅速対応を」

と、いうことにもなっていました。

 

いわゆる空焚きになるから、とのことでした。怖い・・・

 

職場に泊まらないといけない当直日というのがあって、運悪く機械の調子が悪いときに当たると、本当にえらい目に遭いました。

 

もっとヤバかったのが、パイプの劣化です。

 

内側から伸びてきた腐食穴が、外に貫通した瞬間、高圧の蒸気が思いきり噴き出してくるんですね。

 

僕は一度、足にこれを浴びました。

 

靴に靴下、さらにズボンの上からでしたので、大したことにはなりませんでしたが、部屋中にはりめぐらされたパイプの中には、顔の高さのものももちろんあるんです。

 

「いま目の前のこいつが蒸気を吹き出したら、俺はどうなるんだ?」

 

と、いつも不安でした。

 

否、それよりも・・・

 

「ボイラー自体が爆発でもしたら、オレは若くしてここで殉職か」

 

とも、よく思いました。

 

なにしろ、たまに異様な音を立てて、機械が震え出すこともありましたので(マジです)。

 

バルブのパッキンもあちこちイカれていて、シューシュー蒸気漏れしていました。

ちょっとしたSF映画の一画面、といった感じもありましたね。(スターウォーズとか、エイリアンとかを思い出してみてください)

 

さあ、そんなハードな景色です。

 

これが、いまでも夢に出てくるんです。

 

そして、決まって、そのときは身体のどこかに疲労が蓄積しています。

 

さきほども書きましたが、たとえば寒い時期ならば、風邪をひきやすくなったりしています。

 

なので、ある意味では、未来を知られる予知夢ということで、感謝しないといけないのかもしれません。

 

なお、2基の古いボイラーは、僕がその職場を去ってからほどなく、やっと予算がついて、入れ替えがされたそうです。

 

おそまつ。

 

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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)