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栗の町といえば小布施。でも本当は笠間が日本一の栗の町にゃ。笠間もがんばれ!

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さてさて。

 

今日から9月だにゃ。

 

ほんでも、近ごろときたら、9月といっても涼しくなるのは大抵中旬か下旬辺りから。実際の気温も、それまでは相変わらず夏のまま。

 

 「ああ、疲れる。しんど」

 

が、毎年の9月の印象だよにゃ。

 

とはいえ、見てにゃ。写真。

 

昨日、道端にコロリとイガグリが転がってたにゃ。

 

わが家からさほど遠くない場所にゃ。そこには祠があって、そばには栗の木が立ってるにゃ。

 

見上げると、たくさんの栗がコロコロと生っていたにゃ。

 

栗生産日本一の茨城県

 

(これ以下、記事を更新したので、データは2023年調べのものになるにゃ)

 

ところで、栗といえば、東京辺りでは長野県の小布施町が名産地としてよく知られているにゃ。

 

おそらくJR東日本のPRなんかが功を奏したかたちだにゃ。

 

にゃけど、その小布施・長野県よりももっとたくさん栗が採れ、まさに栗のメッカといえる地域が、実は、東京にさらに近い北関東に存在してるんよ。

 

茨城県だにゃ。

 

ちなみに、都道府県別の栗の収穫量Top5はこうなってるにゃ。

(2022年産分・農林水産省公表

 

1位 茨城県 3,670 t (全国の約24%)

2位 熊本県 2,280 t (〃 約15%)

3位 愛媛県 1,200 t (〃 約8%)

4位 岐阜県 748 t (〃 約5%)

5位 長野県 631 t (〃 約4%)

 

茨城、圧倒的にゃろ?

 

でもって、その茨城県中央部の笠間市からかすみがうら市にかけての地域が、「栗街道」と名付けたいくらいの一大産地になってるにゃ。

 

 

日本一の栗の町・笠間市

 

さて、その「栗街道」の数字にゃ。

 

「経営体数」と「栽培面積」を挙げてみるにゃ。(栽培面積順・農林水産省公表

 

1位 笠間市 669(経営体数)/ 484 ha

2位 かすみがうら市 351(〃)/ 407 ha

3位 石岡市 368(〃)/ 226 ha

4位 小美玉市 271 (〃)/ 212 ha

5位 茨城町 251(〃)/ 197 ha

 

このとおり、栽培面積も経営体数も、1位は笠間市だにゃ。

 

つまり、笠間は日本一の栗の町といっていいだろうにゃ。

 

ちなみに、上記5市町については、本当は収穫量か出荷量も知りたいところなんよ。けど、公式な数字がなかなか見当たらないんよ。

 

にゃけど、日本一の栗の町は笠間市。

 

まあ、断言してもいいにゃろ。地元でも行政以下、そう認識されているらしいしにゃ。

 

笠間といえば、やきものの笠間焼でも有名にゃ。

 

笠間稲荷もあるにゃ。日本三大稲荷によく挙げられるよにゃ。

 

北大路魯山人が住んでいた「春風萬里荘」なんていうのもあって、トラキチは一度見に行ったことがあるにゃ。

 

鎌倉から移築した建物で、それ以前は神奈川県の御所見村(現藤沢市)に建っていたにゃ。庄屋さんの屋敷の母屋だったそうにゃ。

 

高効率生産されている長野の栗

 

一方、長野県の小布施の栗にゃけど、こちらは江戸時代からすでにブランド化していたんよ。

 

幕府への献上品だったんよ。 

 

そうした歴史を土台に、近年、栗での町おこしに成功したといったところだにゃ。

 

ちなみに、さっきの都道府県別の栗の収穫量Top5では、長野県は5位だったにゃろ?

 

にゃけど、面白い数字として、10a当たり収量だと全国1位なんよ。2位は岐阜県にゃけど、長野はそれも結構引き離してるよにゃ。

 

栗の10a当たり収量(2022年産分・農林水産省公表

 

1位 長野県 272 kg

2位 岐阜県 176 kg

3位 茨城県 117 kg

 

以上、秋を迎えての の話題にゃ。

 

(白地図は「白地図専門店」さん、イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんからお借りしているにゃ!)