先日、「西川口」を歩いてきました。
場所は埼玉県の川口市。
川口市は東京都に隣接する結構大きな町なんですが、そこを南北に走るJR京浜東北線・西川口駅前の辺りが、最近、「新たな中華街になっている!」と、いわれて話題です。
真夏並みに気温の上がった、天気のよい初秋の午後、ぶらりと訪れてみました。
写真32枚をまじえてのひとときの散歩にお付き合いください。
(「食べログ」にリンク先のあったお店については情報を添えておきました)
- 以前よりずっと明るくなった西川口駅前
- 西川口チャイナタウンのはじまりです
- 「周黒鴨」「張亮麻辣烫」有名店の看板も
- 本格的な現地メニューのお店が目白押しです
- 海外の華人街を思わせる風景があちこちに
- 駅にはエネルギッシュな中国語が飛び交う
- 西川口で買ったお土産です
以前よりずっと明るくなった西川口駅前
京浜東北線の電車を降り、駅前に出てきました。西口です。左手が駅舎です。人通りがなかなかにぎやかです。
西川口といえばかつては風俗街の町。当時はうらぶれた暗い雰囲気が漂っていました。駅前がかなり明るくなった感じがします。タクシーの運転手さんたちが何やら談笑中。
では、駅前をあとに、進みましょう。
西川口チャイナタウンのはじまりです
歩き出すと、ほどなく中華屋さんが出現です。「いらっしゃいませ」とドアには書かれているものの、左のシートは・・・おお、早くも「雲南」と「米」の字以外は読めません。
アヒルが中心の総菜屋さんが現れました。頭、首、足、手羽先、内臓、鎖骨、舌・・・。「鴨」と書かれていますが、これはアヒルのことですね。
このお店の黒板にある文字のうち、僕にはっきりと読めるのは「生ビール280円」だけ。でも、大体のメッセージは伝わってきます。
「周黒鴨」「張亮麻辣烫」有名店の看板も
「周黒鴨(ツオヘイヤー)」と、あるこのお店は、中国の大変有名な店とのこと。池袋などにも店舗があるとか。手軽に食べられるアヒル料理を出すそうです。
「張亮麻辣烫(マーラータン)」。高田馬場などにもお店があるとのこと。麺料理。麺とトッピングを自分で選んで、好みの一杯をつくってもらえるのだそうです。
本格的な現地メニューのお店が目白押しです
このお店、「魚の特製焼き」「ラムスペアリブのクミン風揚げ」って、どちらもなんだかものすご~くワタクシ好みの味のような気が。次はぜひ食べに来たいですね。
メディアに採り上げられていることをアピールするお店もちらほら。ここは福建料理のお店のようです。
「上海で大人気の汁なし鍋」。これもなんだか美味そうです。そして左の写真は、エビ料理かと思ったらザリガニですね。これもぜひ試したい。
右下のメニュー、「山城毛血旺」の「血豆腐」とは、日本人には怖がられやすい、ブラッド(血液)ソーセージの類であるような気がしますが・・・
「山城毛血旺」のお店は、ラムの炭火焼きを推している様子です。さらに魚料理も自慢の気配です。
「手工制作」とは、手作りということでしょうね。 他のお店に卸しているお店の感じに見えます。なお、右上のチラシは明らかに不動産会社のもの。「押」は敷金でしょう。
海外の華人街を思わせる風景があちこちに
華人街のある東南アジアの街角にでもいるような風景が、街のそこかしこに現れます。漂う空気の匂いまでもがそんな感じです。
文化がせめぎ合っている雰囲気十分な張り紙。ただしこういうものは見かけても、街は全然汚くないですよ。外国のチャイナタウンのような汚れた光景は見当たりません。
王老吉。「ワンラオジー」と読むドリンクです。中国本土に行ったことがない僕は知りませんでしたが、向こうでは大変ポピュラーな存在なんだそうです。
なんと、海鮮食材屋さんまでもが登場! 手前はワタリガニ? その隣はオマール海老でしょうか。上段にシャコ、さらにアワビ・・・
輸入食料品店もありました。店内には、香港や、タイ、ベトナムなどの似たようなお店でよく嗅がされる漢方薬っぽい匂いが充満していました。日本語があまり通じないおばちゃんが店番をしていました。
輸入食料品店さんの店頭のダンボールの中です。写真を撮ろうとしたら、スマートフォンが反応。WeChatへのリンクが新聞にQRコードで印刷されていたからですね。ちなみに、こちらのお店には20分ほど滞在。その間、赤ちゃんからおばあちゃんまで15人くらいお客さんの出入りがありました。でも、日本人はついに僕だけでした。
駅にはエネルギッシュな中国語が飛び交う
駅に戻りました。中国語がガンガン飛び交っています。数えれば日本人の方が多いのかも知れませんが、声のボリュームが全然違うので・・・。彼らはとにかくよくしゃべり、明るく笑顔、笑顔、笑顔です。
こちらは駅の東口です。西口に比べて中国色は薄いのですが、それでも食材店などは見かけます。これからさらに増えていくのかもしれません。
なお、そんな東口の食材店にいたおじさんに聞いてみたところ・・・
「西川口の中国人の皆さんって、どの地方の方が多いんですか」
「タイや韓国」
「いやいや、中国の人。中国のどの地方? 北の方? 南?」
「真ん中」
だそうです。
「真ん中」。どこなんだろ。
西川口で買ったお土産です
さきほどのおばちゃんが店番をしていた輸入食料品店など数軒で、おみやげを買いました。
う~ん、君はラーメンのようだが(実はビーフンでした)なぜエノキの総菜がオマケにくっついているんだい?
君もラーメンだと思って買ったが、字をよく読むとビーフンのようだね。
お姉さんが宣伝しているらしいこれは・・・カボチャのタネのお菓子か。
牛筋と書かれてあるように見えるこれ、お店のおばちゃんは「肉じゃないヨ」という・・・じゃあ何だ?
魔芋って何なんだ? なおこの商品は、さっきのオマール海老のいたお店で購入。
メガネのあなたは、さてはあちらでは有名な方なんですか?
僕はココナッツのジュースがとても好きなんですが、期待どおりのものが入っていることを祈ります。海南島で椰子の実を絞った旨書かれています。
カボチャのタネのお菓子はこうなっていました。普通に美味しい。というか、すごくうまい! 外国のお菓子にありがちな、やたら甘すぎるところがありません。うまい!
ほかのお土産も、順次、試していきたいと思っています。
そういうわけで、なかなか楽しいお散歩でした。
次は、今回目についた料理屋さんのメニュー、いずれかを食べに、また西川口を訪問することにしようと思います。
- 以前よりずっと明るくなった西川口駅前
- 西川口チャイナタウンのはじまりです
- 「周黒鴨」「張亮麻辣烫」有名店の看板も
- 本格的な現地メニューのお店が目白押しです
- 海外の華人街を思わせる風景があちこちに
- 駅にはエネルギッシュな中国語が飛び交う
- 西川口で買ったお土産です
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