僕は、テニスが好きなんです。
ほかにもたくさん好きなスポーツはありますけどね。そのうちの上位のひとつです。
でも、プレーしたことはほとんどないんです。
20歳前後の頃に、ちょっとだけ。
でもなぜか、やたらイメージがいいんですね。
多分、理由を辿ると、小学6年生の時にさかのぼるんです。
翌年に進学を控え、クラスの女の子たちの半分くらいが、「中学に行ったらテニス部に入るんだ」「テニスやるんだ」って言うんですね。キラキラした顔で。
(実際にそうしたのはそのうち数名でしたが)
「なんで? 」って聞いたら、
「これ読みなさい」って。
「エースをねらえ!」の単行本を渡されました。
同じ頃、ちょうどテレビではアニメ(第一作)の何度目かの再放送も始まっていて、「うわあ、テニスってなんて華麗なスポーツなんだ」・・・と、すっかり感動させられました。
「もっと早く魅力を知りたかった」とも。
そのときの、ある意味、ショックを僕はひきずってるんだと思います。
今年は、そんなわけで、とてもエキサイティングな年になりましたね。
大坂なおみ選手の活躍にかなり気を取られました。仕事の最中も。
そこで、大坂選手のプレーを観ていて、
ものすご~く思ったんですが、
僕と似た年代の皆さん、「エースをねらえ!」って、2度テレビアニメシリーズになっていますよね?
その2番目の方の「新・エースをねらえ!」のオープニングの歌詞、思い出してみてください。
やたらと大坂選手に似合ってませんか?
だって、いきなりこうですよ。
「泣きたいときはコートで泣け―――」
彼女、よく泣くじゃないですか。
でも、
「つまづいても、うちのめされても」見えるんです。
光が。
「ひとすじの光」が。
さあ、そこで一気に転調ですね。
ちなみに作曲は大御所です。馬飼野康二さんです。
サービス・エース!
レシーブ・エース!
スマッシュ・エース!
エース、エース、エース!
ですよ。
もう相手はボールに触れることもできないんです。
これって完全に、しっくりこない序盤の展開から立ち直って、最後には怒涛の勝利をおさめる大坂選手のパターンじゃないですか。
なにやらアストロ球団的テイストの漂う野球の大谷翔平選手をはじめとして、漫画やアニメに描かれたような世界を数十年後に現実が追っかけるようなケースって、最近、日本ではよく見られるような気がしますが、
僕は大坂選手に「岡ひろみ」を感じながら、今年の彼女のサクセスを見守っていました。
なお、「新・エースをねらえ!」のオープニングテーマの正しい名前は「青春にかけろ!」です。安易だ!(笑)
作詞は、竜真知子さんです。
歌っていたのは「VIP(ビップ)」というグループです。女性がメンバーにいるとても珍しいジャニーズでした。(もしやこのグループだけか?)
ちなみに、
作詞・竜真知子さん & 作曲・馬飼野康二さんといえば、アイドル歌謡曲にもたくさん作品がありますね。
たとえば、河合奈保子さんの「スマイル・フォー・ミー」がそうです。
あのハート付きのマイクスタンドで歌う、彼女の代表曲がそうですね。
あと、竜真知子さんの作詞といえば、どうにもこうにも忘れることが絶対にできない作品が「すみれ September Love」です。
「いや、『私のハートはストップモーション』がそうだ」と、いう人もいるでしょうね。
おそまつ。
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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)