あっ、ティラピアだ! さっそく買って食べてみた。クロダイ+キンメの感じ。うまかった

昨日のこと。

近くの街のイオンに立ち寄り、食料品売り場を歩いていると・・・

 

「お、刺身が安くなっているな。どれか買っていこうかな・・・おや、やたらと割り引いているのがあるな・・・いずみ鯛?・・・いずみ鯛って、あっ、ティラピアじゃないか!」

 

さっそく買いました。

 

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そういえばこの夏の初め頃に、イオンがティラピアの刺身を店に並べ始めるって、ニュースになっていた気がします。

 

見つけたら試そうと思っていたんですが、よく行く店舗ではタイミングが悪いのか姿を見かけられず、すっかり忘れてしまっていました。

やっと出会いました。

 

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ハハハ、なんと、

「いずみ鯛」なんてネーミングされていますね。

 

日本語で呼ぶなら本来「カワスズメ」が適当です。

しかも、その方がずっとカワイイのに。

 

さらにシールの細部を見ると、カワスズメとは書かれていませんが、ちゃんとそれ以前の本名(?)が記されています。

「ナイルティラピア」。

 

ナイルです。あのアフリカの「ナイル」ですよ。

ミステリーナイル!(ご存知の方だけ思い出してください)

文明と殺人事件のゆりかごです。

 

さてさて。

なお、ナイルだのカワだのが付くとおり、ティラピアは淡水魚です。

もともとはナイル川水系など、アフリカ大陸各地からイスラエルあたりにかけて分布していた魚です。汽水域でも生きられます。

 

それがいまは、海をまたいでさまざまなところに移植されていまして、イオンのティラピアはそのうち台湾生まれの養殖物のようですね。

 

ちなみに、魚好きの方ならご存知の豆知識ですが、タイではこの魚、とてもポピュラーです。「プラー・ニン」と呼ばれています。「ニン」は漢字の「仁」から来ています。訳すと「仁魚」。

 

なぜ「仁」なのかというと、わが天皇陛下が、皇太子時代に、食料不足に悩んでいたタイに生きたティラピアを贈ったからなんです。

「この子たちを養殖されてはいかがですか」と。

つまり、明仁皇太子の「仁」が、プラー・ニンの由来です。

 

そうしたわけで、僕が買ってきたプラー・ニンのパックですが、上の写真のとおり「ティラピアのオニオンサラダ」とのしつらえになっていました。

 

「カルパッチョ用」と書かれたタレが付いています。

 

さっそく素直にこのタレをかけ、タマネギをティラピアの身で包んで、食べてみました。

 

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味は・・・? まったく普通にイケますね。

 

おいしいです。

 

基本、淡白な白身魚ですので、表現に個人差は生じるかと思いますが、僕なりに言うと・・・

 

クロダイ(チヌですね)の脂の乗った時期のヤツ・・・あるいは、普通のクロダイにちょっとキンメダイの感じを加えた風・・・

 

そんな感じでした。

 

そうしたトロトロした味になるように、イオンの指導のもと、現場ではエサなどさまざま工夫して、魚を育てているんでしょうね。

 

うん、美味しいですよ。おいしい。

 

おそまつです!