道草反省日記

誰かの反省、それはみんなのお役立ち

蓮舫さんは「れんぽう」さんでもいいんじゃない? という話。なんかカワイイし

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こんにちは!

 

先日、有名な国会議員の「蓮舫」さんのことを「れんぽう」「れんぽう」と、立て続けに呼んだとかで、年配の大臣さんが叱られちゃってますね。

 

見るからに不器用そうな大臣さんに、誰か助け舟を出してあげては?

 

これ、日本語の発音パターンとして、僕は、結構仕方のないことだと思っています。

 

「ん」のあとの「は行」はよく変化する

 

たとえば、「法」という字です。

普通は「ほう」と読みますね。

 

でも、こうなるとどうですか?

 

憲法

民法

文法

論法

 

あれ?

どれも「ほう」ではありませんね。

いつの間にか「ぽう」に変わっています。

 

あるいは「方」という字。

これもそのままだと「ほう」と読みますね。でも・・・

 

前方

遠方

南方

漢方

 

こちらも「ぽう」です。Pow!

 

パターンも判りますね。

「ん」のあとの「ほ」が、いずれも「ぽ」に変わっているというかたちです。

 

では、音を伸ばさずに、「ほ」ではどうでしょう。

たとえば「保」です。

さらに「歩」。

普通はどちらも「ほ」と読みますよね。

 

ところが・・・

 

担保

損保

散歩

乱歩(江戸川)

 

ご覧のとおりです。

どれも「ん」のあとが「ぽ」になります。

 

なので、ソビエト連邦・・・

 

昔、お隣にあった国ですね。

「ソビエトれんぽう」。

 

誰も「ソビエトれんほう」とは呼んでいませんでした。

 

「コピーじゃだめだ。原本もってこい!」

 

「げんほん」もってこい!とは誰も言いませんよね。

普通は「げんぽん」です。

 

長年にわたって頭の中にこのパターンが染み付いていると、(さらには麻雀で天和=テンホウをアガったことがないと?)

おそらくは、

「蓮舫」さんが「れんぽう」さんになるわけです。

 

れんぽうちゃん・・・なんかカワイイですよ。いいじゃないですか。

 

濁ることもある

 

「ほ」が弾けて「ぽ」になるだけじゃありません。

濁って「ぼ」になることもあります。

 

たとえば「探訪」。

 

「たんほう」じゃなく、「たんぼう」ですね。

 

なので、蓮舫さんも、人によっては「れんぼう」と呼んでしまう人がいるかもしれません。

たとえば関西系の発音だと若干そちらに落ち着きやすい感じがしますが、どうでしょうか。

 

それにしても、なぜこうなるんでしょうかね?

 

「M音」の次の「は行」は弾けたり濁ったりする

 

なぜこうなのか?

僕はこう思っています。

 

日本語での漢字熟語の発音において、

 

・一音節目の終わりが「ん」となる場合

・次の音が「は行」だと「ん」は閉口して発音する「M」の音になりやすい

・その際、次の「は行」の音は、自然に弾けたり濁ったりする

 

のです。

・・・めんどくさ!

 

要はこういうことです。

 

憲法、前方、担保、原本・・・

発音してみてください。

 

憲法の「憲(けん)」、前方の「前(ぜん)」、担保の「担(たん)」、原本の「原(げん)」・・・

どれも言い終わった瞬間、皆さんの口って、一旦閉じられていませんか?

 

閉じられていますでしょ?

 

英語なんかで発音するときの「M」のかたちになっているはずです。

鼻息だけで「ムッ」と止めるときの「M」です。

 

実はわれわれ、とっても面白いことなんですが、

頭の中で、つねに無意識のうちに、こういう判断をしているようなんです。

 

たとえば、

・「憲法」という字を認識

しますね。

 

すると、

・一音節目「憲」の終わりが「ん」になっている

ことも即時に認識されます。

 

次いで、その次の音を見ます。次は「法」ですね。

・「は行」で始まってるぞ!

と、認識されるわけです。

 

するとたちまち一瞬にして、われわれのアタマはこう判断するようなんですね。

 

「一音節目の終わりの『ん』は口を閉じて『M』で発音しておくべし―――」

 

なぜなら、多分そうすることで、二音節目の「は行」の音って、とても発音しやすくなるんです。

ただし、そのとき出てくる音は、本来の「H」の音ではなく、

弾けた「P」音、

濁った「B」音、

閉じた口を開くのと同時に勢いよく発しやすい、いずれかの音に変わっています。

 

ちなみに、日本語の「ん」ですが、

実は二通りの音があって、口を開いたままの「ん」もあります。

 

よかったら以下、発音してみてください。

 

簡単

担当

検証

全体

安全

 

どれも「ん」で口を閉じません。

阪神も、「はムしム」といった感じにはならないんです。

 

面白いですね。

 

ちなみに、この口を開いたままの「ん」って、欧米系の方など、多くの外国人が苦手にしていると聞いたことがあります。

「旅館に案内してください」→「リョカーニアナーイしてください」。

 

ともあれ、

われわれは、「憲法」や「散歩」というときは、まさに一瞬の判断をもって、この口を開く方の「ん」を避け、口を閉じる方の「ん」を使っているわけです。

 

さらに付け加えると、

尺貫法・・・「ん」のあとに「は行」が来ますが、「法」は「ほう」のままですね。

 

一音節目の「尺」のところで、すでに音に十分助走(?)がつけられるので、

「二音節目(貫)ではくどい強調はしておかなくていいだろう」

と、脳が判断してるんでしょうね。おそらく。

 

なので、僕のさきほどの定義も、

あくまで、

「言葉の一音節目の終わりが『ん』となる場合・・・続く『は行』が変化する」

と、してあるわけです。

 

ほかの「は」行も、弾けたりしちゃいます

 

さて、

以上でお気づきと思いますが、

 

憲法、散歩の「ほう」や「ほ」だけではありません。

 

ほかの「は行」の音も同様に、ときどき弾けたり濁ったりします。

 

たとえば、甲板。

「かんぱん」です。

ちなみにこれ、実は素人読みで、船員さんなんかのプロは「こうはん」と読みます。

 

看板も。

「かんはん」ではなく「かんばん」ですね。

 

検品。

「けんぴん」であって「けんひん」ではありません。

 

澱粉

でん「ぷん」です。

 

釣りキチ三平

「さんへい」君じゃなく、「さんぺい」君ですね。

 

そして、さらにもっと話を広げると、

実は、言葉の一音節目の終わりが「ん」となる場合だけでなく、言葉の一音節目の終わりが跳ねる場合も、あとにつづく「は行」は影響を受けます。

 

鉄板

逸品

立腹

天辺(てっぺん)

北方

三平くんのおじいちゃんは一平(いっぺい)じいさん。

 

さてさて・・・

こうなると「は行」の音、つまり「H」の音って、

「要するに発音がめんどくさい音なんじゃん?人間にとって」

 

何やらそんな感じもしてきます。

 

たとえば、

日本語では「は行」の発音を当てるところ、韓国語や中国語ではP音やB音になっているケースが目立つこと。

スペイン語やイタリア語などでは「H」をまともに発音しないこと・・・

おそらくは底の方で、繋がっているのかもしれません。

 

いつか専門の方に会える機会があったら、じっくりと尋ねてみたいなと思っています。

 

おそまつ!

 

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(写真は「写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK」さんより)