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賃貸住宅で、ほかの入居者に「迷惑」をかけられたらどうしたらいい?

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こんにちは!

今回は不動産説教シリーズです。

 

「賃貸住宅で、ほかの入居者に『迷惑』をかけられたらどうしたらいいか?」

 

賃貸アパートやマンションで、隣人やほかの部屋の人の行動に悩まされる・・・

現代社会の不幸のひとつですよね。

いまの賃貸住宅って、迷惑とストレスが渦巻く温床みたいなところが、残念ながらありますから。(ぜひそうではなくしたいんですが!)

なので多くの人が、必死で家を買いたがります。

賃貸暮らしから早く脱出したいと願ってしまいます。

 

でも、若い皆さんにはピンとこないかもしれませんが、昔々に遡れば、特に都会での賃貸暮らしっていうのは、どちらかといえば安心と安全にくるまれたような、温かな生活になることも多かったんですよ。

 

「めぞん一刻」が連載されていたくらいの時代がその最後ですかね。

 

無駄話はやめて、先に進めましょう。

 

 

上階の人が水漏れ事故を起こした!

 

まずは、先日の記事で採り上げた話題の続きです。

この記事では、

「水漏れ事故を起こした入居者さんが階下の部屋を水浸しにした。それでも保険によって高額の賠償負担から逃れられた」

と、いうお話しをしましたが、

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逆に、こうした事故の「被害者」になってしまった場合、われわれは何を心得ておけばいいのでしょうか? 

 

保険のための「証拠」を残します

 

あなたが部屋にいるとき、天井からボタボタと水が落ち始めた・・・!

あなたはあわてて上階に駆け上がりますよね。

「水漏れしてませんか!」

部屋の主が顔面蒼白で出てきて、

「ごめんなさい!洗濯機のホースがいつの間にか外れていて・・・!」

そんな展開が待っていることもあるでしょう。

 

あるいは部屋を留守にしていて、帰宅したところ、天井も壁も床もびしょ濡れに!

あなたはやはりあわてて大家さんや管理会社に連絡するかと思います。

 

―――と。そこまでは誰もが状況に応じて自然に判断できることなんですが、いまどきはもうひとつ、ぜひ気をつけておきたいことがあるので心に留めておいてください。

 

それはこれ。ひととおりの応急対応が済んだのちは、忘れずに、

 

被害状況を写真に撮ってください!

 

掃除を始める前に「写真」ですよ。

また掃除の途中でも、被害を受けた場所、モノ、丹念に写真を撮っておくことです。

 

なぜか?

保険のためです。

何の罪もない被害者として、あとで必要な保険金をあなたが漏れなくしっかりともらうためです。証拠を残しておくんです。

 

上記に挙げた記事では、

「偶然、無保険入居者になってしまう人がたまにいるからご注意!」

の旨、書きましたが、

実際には、いまはほとんどの賃貸住宅入居者さんが、他の入居者さんに迷惑をかけた際の賠償がついた保険に加入しています。被害の際は補償が受けられます。

そのための「写真」です。

 

なお、お察しのとおり、このことは水漏れ事故に限りません。

火災や、火災による水濡れ被害、さらに自然災害や盗難での被害など、すべてについていえることですので、何かあったときにはぜひ落ち着いて、スマホカメラでパシャリ―――と、証拠固めをしてくださいね。

 

もちろん、保険会社さん側でも、写真が揃っていた方が判断をしやすくなり、仕事がスムースに運ぶはずです。

 

隣人騒音にはどう対処?

 

賃貸住宅暮らしでもっとも被りがちな迷惑といえば、ほかの部屋からの騒音です。

 

「しょっちゅう人が集まり、夜中までうるさい」

「テレビを大音量で鳴らす」

 

これにはいつまでも悩まずに、早めに対処するのがおススメです。

 

特に、春から夏にかけてよく起こりがちな、

「初めて一人暮らしを始めた大学一年生が、夜な夜な友達を部屋に集めて騒ぐ」

などといったケースでは、当人は注意を受けるまで、まったく近所迷惑に気づいていない場合が大半です。

なぜなら、彼ら・彼女らときたら、うらやましいことに生まれてこの方、遮音性能抜群の高層マンションか郊外の立派な戸建てにしか住んだことがなく、壁の薄いアパート暮らしなど、一度も経験したことがなかったりもするのです。

(彼らがバス・トイレ同室のいわゆる3点ユニットを見て身震いする主な理由がこれですね)

こうした入居者さんが出す騒音は、周りが必死に耐えていたところで、エスカレートすることはあっても、おおむね収束していくことはありません。

 

・管理会社がある場合は管理会社へ

・大家さんが自ら管理している場合は大家さんへ

・管理の状況がよくわからなければ、契約を仲介した不動産会社に

まずは相談です。

 

その際、苦情を申し立てたのが自分であると相手に知られても一向に構わない、というコワモテな(?)人以外は、「匿名で」と、しっかりお願いしておきましょう。

 

ご年配の大家さんなどが、古い時代の感覚で、「下の部屋の人から文句が出てる」などと漏らしてしまい、関係がこじれるのを避けるためです。

 

と、いうよりも、事後「相手に逆恨みされているのではないか」との余計な心配をあなた自身が抱えるのを避けるために、そうした方がいいでしょう。

 

なお、直接相手をつかまえて苦情を言うのはやめておきましょう。

 

喧嘩になるから?

 

それも多少はあるんですが、いまは逆に、注意をされた側が、

「神経質な人が住んでいる」

「怖いので」

なんて言って、出ていっちゃうことがありますからね。

賃貸住宅は、初期費用の下落(主に礼金。敷金や仲介手数料も)によって、昔よりも格段に住み替えがしやすくなっているのです。

 

空室に悩んでいる管理会社や大家さんにとっては、退去は大きな痛手ですので、

「こっちで上手く注意するのに・・・先に言ってよ!」

と、いった想いを抱かせる可能性もゼロではありません。

 

もっとも、僕自身を振り返れば、二十代半ばで一人暮らしを始めて以来、何度か出会った困った隣人には、いつも直接文句を言ってきたんですけどね。

手土産なんか下げつつ、

「よう! 隣なんだけど。最近越してきたの? 仕事で缶ジュースたくさんもらって余っちゃって。飲まない? ところでさあ・・・」

なんて調子で。そのまま友達に。(笑)

 

ですが、これはかなり属人的なやり方で、もう時代にも合いませんから、決して皆さんにはおススメしません。

 

必要以上に仲良くなろうとする人に困ったら

 

あなたが女性で、一人暮らしをしている同じアパートやマンションに、何かのきっかけから必要以上に仲良くしようとする男が現れたら・・・!

結論からいいましょう。

早々に退去を。

 

あらぬ誤解であることも多いんだろうし、そうであれば相手に対しては若干申し訳ないことでもあるんですが・・・

これだけは万全を期しておいた方がいいケースだと、僕は判断します。

 

こういうとき、気軽に「万全を期せる」のが、家を買い、所有してしまうことに比べての賃貸暮らしの大きなアドバンテージなのですから!

 

おそまつ!

 

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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)