<当サイトでは広告掲載をさせてもらってるにゃ>

賃貸住宅の「保険」(家財保険とか火災保険と呼ばれているアレ)を安くする3つの方法!

f:id:michikusakun:20181206194609p:plain

こんにちは!

前回の記事に続けての話題です。

(前回の記事)

www.michikusakun.com

 

その前の関連記事も、できればぜひ読んでいただいて・・・

www.michikusakun.com

 

3記事併せて、参考にしていただけると幸いです。

 

さて、これからお話しするのは、

「賃貸住宅を借りるときに加入する(条件として加入させられる)保険を少しでも安く」

するための方法です。

 

方法は3つあります。

 

1.補償額を下げる

2.自分で自分の選んだ保険に入る

3.引越ししたらちゃんと契約解除する

 

以上の3つです。

 

 

先におさらいです

 

説明の前に、おさらいをしておきましょう。

いまから話す「保険」なんですが、こういうもののことを言っています。

 

この保険の呼び名・・・一定していません

火災保険とか、家財保険とか、住宅総合保険とか、さまざまに呼ばれています。

実際、業界内でも人や組織によってバラバラなんですよ!(笑)

火災保険と呼ぶ人が、何となく一番多いですかね?

話はまったく火災だけに留まらないんですけどね。

 

保険の内容

主には、

1に、

 賃貸住宅での事故や災害等の被害による、「入居者さん自身の家財への補償」

2に、

 入居者さんが事故の原因をつくった場合(加害者になった場合)においての

 「大家さんへの補償」(主には建物や設備などの被害への補償)

 「他の入居者さんへの補償」(主には家財などへの被害の補償)

 です。

 なお、多くの入居者さん、大家さん、管理会社にとって、この保険の意義はすなわち「2」にあるといえるでしょう。

 

保険会社はこれを・・・

 たとえば「賃貸家財総合保険」とか「賃貸居住者総合保険」などと呼んで、正式名称としています。

 ただしパンフレットなどには、通常、それとはまた別の商品名が表記されています。

 わかりやく呼びやすい、この保険の「一般的総称」を早くつくった方が、本当はいいですね。

 

安くする方法1.補償額を下げる 

 

いまは、賃貸住宅を借りようとすると、通常は仲介会社(不動産会社・管理会社)から、上記の保険への加入を求められます。

物件広告の時点で、すでに保険料が示されていることも多いですね。

ただしこのケースの場合、保険料が若干割高になってしまっていることも多いのです。

理由は2つあります。

 

1.仲介会社のマージンが上乗せされている

2.補償が必要以上に手厚くなっている

 

1は、仲介会社がその保険の代理店となっていることによる、いわば「事務手数料」が含まれているということです。これは、仲介会社に事務の手間を負ってもらう以上は、仕方のない上乗せといえるでしょう。

 

一方、大いに改善(?)の余地アリ、といったケースの多いのが、2なんです。

 

例を挙げましょう。

ある大手保険会社の保険商品の「保険料」と「保険金額」のパターンです。

たくさんパターン(メニュー?)があるうちの2つを抜粋しました。

なお、数字は「代理店通し」の場合です。つまり、仲介会社が実際に入居希望者さんへ提示している、マージン含みの保険料と保険金額です。

 

(例1)

 保険料・・・2年間分で2万円

 保険金・・・

  家財(入居者さんの家財)補償 410万円

  借家人賠償(大家さんへ迷惑をかけた場合の賠償) 1,500万円

  個人賠償(主にほかの入居者さんへ迷惑をかけた場合の賠償) 1億円

 

(例2)

 保険料・・・2年間分で1万5千円

 保険金・・・

  家財(入居者さんの家財)補償 210万円

  借家人賠償(大家さんへ迷惑をかけた場合の賠償) 1,500万円

  個人賠償(主にほかの入居者さんへ迷惑をかけた場合の賠償) 1億円

 

下線で示したとおりです。

例1の保険料が5千円高いことで、何が違うのかというと、この保険商品の場合、「入居者さんの家財への補償がより手厚い」と、いうことなんですね。

 

でも、僕なんかも含め、

「そもそもオレ、高額な家財なんか持ってないッスよ」

と、いう人が、入居者さんには実際とても多いはずですよね。

「保険料2万の方じゃなく、1万5千円の方でまったく十分」という人が、多分多いと思います。

 

一方、大家さん側としても、入居者さんが例1、例2、どちらを選ぼうと、自身や、他の入居者さんへの補償に影響はありません。当然、「どっちでもいいですよ」が、そのスタンスとなるはずです。

 

つまりこういうことです。

仲介会社が、広告や窓口で指し示してくる保険料って、こうした一個の保険商品の中に「例1、例2、例3・・・」と、いくつも設定されている保険料パターンのうちの、標準的な一例に過ぎないケースが多いんです。

 

この場合、上記、例1→例2のような、有利なほかのパターンへの変更をすることによって、保険料が安くなるわけです。

 

「コース料理の中の高級ビーフをチキンに替えてくれ」と、いったかたちですね。

 

するとあとは、保険料に応じたマージンを得る代理店=仲介会社がどう判断するかということになるんですが、金額としては、微々たる違いに過ぎません。

まさにいま物件を借りようとしてくれている大事なお客様を前に、このくらいのことについては、快く応じる会社が多いはずです。

 

安くする方法2.自分で自分の選んだ保険に入る

 

最近、この方法をチョイスする入居者さんが増えてきました。

皆さん、知識が増えてきたのと、各保険会社がネットを介して簡単に加入できる商品をどんどんPRし始めたのが、理由として大きいように思います。

 

もっとも、これをやられると、仲介会社には代理店収入が一切入りません。

 

とはいっても、保険の代理店収入というのは、さきほどもふれたとおり、仲介会社の収益構造の中では微々たる程度のものです。

なのでこちらについても、

「大家さんや管理会社が求める保障が十分カバーされている保険であれば」

通常は、快く応じる会社が多いはずです。

 

実は、もうかなり以前から、仲介会社が、労働組合のあるお堅い会社に勤めている入居希望者さんなどから、

「私、全労済に入ってるんで。保険、そっちのヤツでいいですかね? 賃貸住宅用の保障、全部カバーできるはずなんで」

なんてリクエストされることなど、たまにありました。

www.zenrosai.coop

 

では、こうして入居者さんがひと手間かけて自分で保険に入ることで、保険料はどのくらい安くなるんでしょうか?

 

たとえば、東京海上日動グループの「日新火災」という会社さんの商品の場合・・・

 

 保険料・・・1年間分で4千円

 保険金・・・

  家財(入居者さんの家財)補償 100万円

  借家人賠償(大家さんへ迷惑をかけた場合の賠償) 2,000万円

  個人賠償(主にほかの入居者さんへ迷惑をかけた場合の賠償) 1億円

 

(以上は、私の知人が2018年春に契約した内容です。お安いですが、最安商品としてご紹介する意図ではありません。各社、日夜競争していて順位は入れ替わっているはずですから)

 

と、いうことで、2年間に換算すると保険料は8千円です。

さきほど挙げた、2万円、1万5千円という例に比べると、随分と安上がりですよね。

 

そして、よく見てください。下線部分です。借家人賠償額は、こちらの方が手厚いんです。(家財補償は額が下がりますが)

 

これが、「代理店通しではなく」、「申し込みの手間は自分で負う」ことで得られるメリットです。

しかも、申し込みの手間とはいっても、上記の日新火災さんの場合、完全にネット完結で、画面操作も楽チンなんだそう。

ちょいとひと手間かけることで、数千円~1万ちょっとが浮くということになるわけです。

direct.nisshinfire.co.jp

 

ただし、この「自分で保険に入る」ケースに関しては、大事な注意があります!

読み飛ばさないようにしてくださいね。

      ↓     ↓     ↓

 

注意1.補償の「抜け」や「不足」が無いように!

補償の抜け

 たとえば大家さんに対する「借家人賠償」はあっても、他の入居者に対する「個人賠償」への補償が抜けている商品だと、とてもキケンです。

その場合は、別途さらに「個人賠償責任保険」に入っておかないと安心できません。 

一戸建ての賃貸だったらとりあえず話は別ですけどね。

(個人賠償責任保険とは? ご参考)

www.michikusakun.com

補償の不足

 個人賠償の保障限度額は大抵「1億円」です。多くの保険がそうなっているんじゃないかと思います。同じ屋根の下に住む賃貸住宅の入居者さん同士が、お互いのリスクをカバーし合う額として、通常は十分といっていいでしょう。

 では、大家さんに対しての「借家人賠償」はどうでしょうか? たとえば失火により、アパートやマンションの建物を一部燃やしてしまった場合などです。

 これまでに挙げた例(上段)では、1,500万円、2,000万円という数字が出てきましたね。

 この額、いずれもそれぞれの商品における選択可能な上限額です。

 でもこれ、僕は個人的には、もっと金額を増やしたいように感じます。

 なぜなら、いざというとき実際にどれくらいの原状回復費用が生じるか・・・建物によってはかなりの額になりますからね! 

 でも、そうした高い借家人賠償額って、そもそも保険会社の方で設定していないケースが多いんです。

 なぜか?

 つまりは、実際コトが起きる可能性が低くはなく、起きた際には「かなりの額がかかってしまう」可能性が高いゆえに、保険会社側としては、高額な設定をしていないケースが多いのではないかと、僕は感じています。

 つまり、この額が低いと(中には100万円単位の商品もあります)、たとえ大家さんや管理会社はうっかりそれでOKしても、アナタの方は心もとなく、不安で、いざという時はアブナイということです。

注意2.更新を忘れないこと!

無保険入居者にならないように、また、そうなる期間が生じないように、更新忘れは絶対にしないように注意してください。

ちなみに、仲介会社を代理店として保険に加入した場合は、通常、2年ごとの賃貸契約更新事務も同じ会社が行うため、その際、同時に保険の更新手続きも行われます。

つまり、この慣習(賃貸契約は大抵2年)に合わせるかたちで、保険の方も、期間が2年となっていることが多いんですね。

なので、このケースだと、保険の更新忘れはまず起こりえないんです。

 

ところが、自分で保険に入っている場合、ちゃんと自分で更新しないと・・・一体どうなるの?

ハイ。まずは安心例です。

保険によっては自動で更新されます。

「あっ、保険会社がいつの間にかカードからお金引き落としてる。そうか、更新の時期だったか!」

と、なるわけです。

 

ですが、そういう仕組みになっていない保険の場合は、更新しないでいると、そのまま無保険状態に陥ってしまいますよ!

 

とりわけ危ないのは、賃貸契約の更新と、保険の更新との時期が一致しない場合ですね。

 

「賃貸契約の更新は2年ごとだけど、保険は1年ごと」

「入居後、しばらくしてから仲介会社経由で入った保険は解約させてもらい、自分で選んだ保険に切り替えた」

と、いった場合に、特に注意をしてください。

 

とはいえ、もちろん保険会社からは、更新時期が近づくとお知らせが来ます。

ですが、それが来たこと自体を忘れてぼんやり過ごしてしまうと・・・

あるいは、

お知らせの手紙が、チラシで埋まった郵便受けの底に眠ったままだったりすると・・・

場合によっては、最悪のケースもありえます。

 

安くする方法3.引越ししたら忘れず契約解除を!

 

見出しを見て、「あっ、失敗した」と、気づかれた人もいるのでは。

 

・保険期間中に、別の部屋へ引っ越した

・新しい部屋でも、仲介会社の用意した保険にまた新たに加入した

・それから数ヶ月。あ!前の部屋での保険に加入したままだった!

 

と、いった事例って、結構多いのではと思います。

 

残存保険期間があるまま、引越し・・・

そのことで加入していた保険が意味をなさなくなった場合は、速やかに解約して、残存期間に相当する分の保険料を取り戻しましょう。

また、そうなることが確実になった場合も、保険会社に事前に連絡し、予定を意思疎通しておくのがベターです。

 

なお、その際は、僕の知る限り、さかのぼっての申請は受け付けてもらえません。

「4月に引越しした。11月になって気づいた。4月までさかのぼって、それ以降の分の保険料を返してくれないか」

という要求は、多くの場合、受け付けてもらえないはずです。

 

一方、

「引っ越しますが、新しい部屋でもおたくの保険で継続を」

と、いうことであれば、保険会社としては当然歓迎のはずですので、普通は喜んで手続きを進めてくれるでしょう。

 

以上、お役立てくださいね。

 

おそまつ!

 

▼こちらもどうぞ!

www.michikusakun.com

www.michikusakun.com

www.michikusakun.com

www.michikusakun.com

www.michikusakun.com

www.michikusakun.com

 

(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)