さて今回は、
・仕事で
・人と会うときに
・見知らぬ初めての場所を
・自分のホームグラウンドにするための
戦略です。
ビジネスパーソンや、フリーランスの方などに向けての僕からのちょっとしたヒントです。
サラリーマン、個人事業主、経営者・・・ついでに失業者、フリーターと、望んでか、望みもしないのにか、とにかく色んな立場で人と会ってきた僕の、小さな工夫を紹介しますね。
アウェイはつらいよ
多くの皆さん、そうだと思うんですが、
「アウェイはつらいよ」です。
取引や交渉の相手方に招かれて、先方のホームグラウンドで話し合いをするよりも、自分の勝手知った場所でそうした方が、基本、落ち着きますよね?
でも、実際なかなかそうはいかない・・・
特に僕の場合、フリーランスでライターやコンサルティングをしていた時期など、クライアントに「呼びつけられる」こと、
先方のオフィスやミーティングルームの中で、居並ぶ人々の前に、ひとりぽっちで「据え置かれる」こと
が、いつも仕事はじまりの基本でしたから、
・初めて訪れた場所で
・しかもアウェイの場所で
・マイペースを掴むこと
これを実現するために、若干の苦労をさせられたものです。
そのうち、次第にいい感じのパターンが掴めてきました。
そのための工夫をお伝えしようと思います。
早く到着し、相手ビルの周囲をくるり
予定時間よりも20~30分は早く到着して、入口を確認。そのあと、先方の建物周囲をくるりと巡っておきます。
エントランスにロビーのあるビルの場合は、一旦ロビーに入って、入居しているオフィスの案内などを確認したあと、また玄関を出て、周囲をくるり、ですね。
これによって、その建物は、僕にとって「一度来たことのある場所」「周りの様子も知っている場所」になるんです。一気に。
アウェイ感が思いっきり消え去ります。
現場で知り合いをつくる
会合相手に会う前に、なるべくその場にいる人と言葉を交わします。
受付に係の方がいる場合は簡単ですね。
「〇時に〇〇室の〇〇さんとお会いするんですが、フロアは〇階で間違いなかったでしょうか?」
なんて、すでに判っていることをわざわざ尋ねたりするんです。
「ありがとうございます。あ、そうだ、この階にお手洗いはありますか」とか、さらに要らんこと付け加えたりして。
で、その結果、
その場所は、僕にとって見事に、知り合いがいる場所になるんです。もちろん勝手な思い込みですが。
なので、応接室に通され、待たされるような場合も、案内してくれる人やお茶を運んでくれる人に、ご挨拶のほか、かならずひとつふたつ質問をします。
「こちらの窓から見えているのって、〇〇駅ですかね?」
知ってるくせにね。(笑)
斜めのポジションをとる
テーブルをはさんで、先方と対峙する・・・
そのとき、僕は真正面に置く人を絶対につくらないようにします。
正面に2人が座るならば、僕のポジションは、両者の中心線の延長上、しかもほんのわずかずれた辺りに。
相手が3人ならば、さりげなく、先方の真ん中の人の若干斜め前に。
微妙に椅子をずらすなどして、位置取りをします。
先方が1人の場合も、なんだかんだとアクションしながら、なるべく早々に、相手の斜め前に位置をずらしてしまいます。
なぜか?
人間同士、互いに真正面ガチガチに向き合うのって、基本として、対立のポジションであるように僕は感じるんですよ。
警察の取り調べは真正面。恋人同士は真横でしょ?
クラブのママが座ってくれるのは大抵9時の位置です。
自分のリラックスのためにも、そしておそらくは相手のリラックスのためにもプラスと思い、僕は「斜め」の位置取りをつねに気にかけてきました。
自分の落ち着く「かたち」を見つけよう
以上、読まれてお気づきと思いますが、
2番目の「こちらの窓から見えているのって~」も含めて、僕は、どうも、自分の地理的位置関係や、空間的なポジション、それらを自分が認識した「経験」を自らが落ち着く鍵にしているようなんです。
子どもの頃から地図を読むのがものすご~く好きなことも、それと関連しているのかも。
そんな風に、皆さんの中にもそれぞれ、
「アウェイの中でも自分のホームグラウンドをつくる鍵」が、きっと何かあるはずです。
ぜひ、見つけてみてください。
「あの人、声のでかい元気な営業マンだなあ」
・・・って、声でその場にホームグラウンドをつくっている気配が、多分ありますよね。
以上、おそまつです。
▼こちらもどうぞ!
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)