さてさて。
困っております。
僕が仕事に使っている、「プリンタ・スキャナ・FAX複合機」の調子が悪いのです。
始まりは昨年秋。
「印刷しても変な薄い色になる・・・」
そこで、テストパターンを出力してみると、複数の色に欠けが生じています。
インクのノズルの詰まりかな・・・と、思い浮かべてみると、
「そういえば、ここ3~4ヶ月は何も印刷していない」
ことに気がつきました。
昨年秋からさかのぼっての「ここ3~4ヶ月」です。
つまり、あの凄まじかった猛暑の間です。
「中でインクが乾いたか!」
そこで、クリーニングを実行してみました。
・・・直らない。
もう一度、クリーニングを。
・・・直らない。
それどころか、1/4くらいの残量表示がされていた黒のインクが、ここでいきなり尽きてしまいました。
クリーニングには、インクが大量に使用されるんですね。
そこで、メニューを変えてみました。
僕の機械の場合、クリーニングには、強度別のメニューがあります。
新品の黒のインクカートリッジをセットし、一番強力なメニューを選んで、クリーニングさせてみました。
すると・・・直りました!
「やはりインクが乾いてのノズル詰まりだった?」
でもでも、どうなんでしょう。
わが家の複合機は、自動で定期的に内部をクリーニングする仕様になっていて、それがギーコ、ギーコと、つねに順調に行われていた記憶もあるんです。
とはいえ・・・
「自動クリーニングだけに頼っていてはダメなのかな。そうだ、これからは1~2週間に一度は、用が無くても何か印刷しよう」
面倒ですが、そうすることにしました。
ところがその矢先、今度は警告です。
「黒インクが少なくなっている」と、いうのです。
なんと。
替えたばかりのインクです。
「強力」メニューでのクリーニングによって、新品のカートリッジが、あっという間に使い果たされたというんでしょうか・・・
それでもとりあえず印刷は可能。
よかった・・・
と、思っていたら、
年が明け、数週間が過ぎた頃、まだどの色のインクも若干残っているのに、ふたたび印字がかすれ出しました。
あらら・・・
昨年秋の「発病」時の状態に、見る見る、またも逆戻りです。
ノルマの「用もない印刷」だってちゃんとしていたのに!
しかも、こんなときに限って、珍しく急ぎの印刷の用が・・・!
「どうしたらいい?」
そこで僕は初めて、この件で、コンビニエンスストアに頼りました。
印刷データをUSBメモリに落とし込み、コンビニのマルチコピー機にセットし、出力しました。
A4白黒。料金は10円×枚数分です。
年間インク代8千円・・・何を印刷したっけ?
そこで、じっと機械を睨み、考えてみました。
振り返ってこの1年間、僕はこの複合機に使うためのインクに、8千円以上を費やしています。
「じゃあ、そのインクで何を印刷した?」
実は、記憶をかき集めても、到底、書類200枚程度も印刷をしていないのです。
否、150枚にも達していないかもしれません。
出力したのはすべてA4の書面です。
9割以上が白黒です。
カラーのものにしても、文書の途中に写真が複数入ったようなヘビーな例は数える程度。
あとは、カラーといっても、黒の文字列の中に赤字がわずかに混ざるくらいの、いわば「二色刷り」ばかりです。
そして述べたとおり、現在またも黒インクが尽きかけているということですので、これを補充すれば、僕のインクへの出費額は年間1万円程度にもおよぶわけです。
た、高い・・・
これって、なんだろう?
一方、比べてみると、1万円といえば、
コンビニのマルチコピー機で、
白黒800枚(/10円)、カラー40枚(/50円)を印刷させてもらうと、ちょうど同じ額になります。
なので、
僕のところの複合機がそもそもどこかおかしくなっているのでなければ、僕は、ただただ、この機械のクリーニングのために、年間8千円、あるいは1万円といったコストの8割方程度を投じてしまっているといった格好です。
FAXは全部クラウドで受信中
さてさて。
考えるべき時がやってきたようです。
何を考えるのかというと、それは、
「そもそもプリンタを・・・否、このどでかい複合機を僕は持ち続けているべきなんだろうか?」
どでかいこの複合機には、主な機能が3つあります。
・プリンター
・スキャナー
・ファクシミリ
です。
このうちスキャナーは、プリンター機能以上に、普段使うことがありません。
ちなみに、手元にスキャナーが無くとも、いざ必要となった際はやはりコンビニのマルチコピー機で代用できます。1回30円です(セブンイレブンの例)。
しかも、コンビニの機械の方が、より大きな原稿(A3)からのスキャンが可能です。
ファクシミリは?
いまどき? な話なんですが、僕のところにはFAXがよく来るんです。
廃業はしたものの、いまも不動産業界とつながりがあるためです。
不動産業界では、FAXは現在もかなり頻繁に使われている連絡手段なんですね。
ただし、それらについても、着信しても印刷はせず、データはすべてクラウドに飛ばしてしまっています。
FAX送信してもらっていること自体についても、要は、過去からの惰性でそうなっているだけで、
あらためて相手に連絡し、
「今後はメール添付に変えてくださいな」で、なんとかなりそうなものがほとんどです。
一方で、僕から誰かにFAX送信する機会というのは・・・
ここ1年以上、まったく生じていません。ゼロです。
おやおや・・・
するとホントに要らないのでは? どでかい複合機。
コンビニをオフィスの一部に。断捨離しますか!
さあさあ、
そんなわけで、結論です。
断捨離しようかな? 複合機を。
幸い、いま、僕の住んでいるところから徒歩5分以内にコンビニは4軒あります。
10分以内だと、もう数がわからないくらい建っています。
大雨のときなどはさすがに行くのが億劫ですが・・・
さらには、印刷したものをお店に忘れてこないように、毎回気も張るんでしょうが・・・
コンビニさんにオフィスの一部になってもらうことで、
大きくて、重くて、壊れやすい(?)機械を自分で抱え込まなくて済む楽チンさを選んだ方が、さてはいいのかも・・・
そんな気がしてきました。
なお、
実は、僕にとって、プリンタがちゃんと動かなくなる経験は2度目です。
前回は複合機ではなかったんですが、要は「印刷が出来なくなった」ということでは、これが2度目の災難です。
可動部分の多い精密機械の中で、温度や湿度の影響を受けやすい液体を制御するわけですからね。
これって、一流メーカーさんの技術をもってしても、なかなか難しいことなんだと思います。
やれやれ。
おそまつです。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)