こんにちは!
週に一度の銭湯通いで、カラダも気持ちもリフレッシュしているワタクシ。
これまでも、銭湯に関する記事を複数この場に書いてきました。
ちなみに、これらで採り上げているのは、いわゆる昔ながらの「銭湯」です。
「公衆浴場入浴料金統制額」というのが布かれている、街のお風呂屋さんです。
入浴料金
東京 460円
埼玉 430円
神奈川 470円
千葉 430円
・・・と、いうやつですね!
さて、そこで今回は、
スーパー銭湯についてのお話をしてみようと思います。
昔ながらの銭湯をいまだこよなく愛している僕なんですが、いわゆるスーパー銭湯というものも、利用しないわけではないんです。
どころか、
おそらく月に2度以上は入ります。(会員証も複数持ってますぜ)
ただし、
年季の入った「普通の銭湯」通いの目から見ると、スーパー銭湯にはいくつか気になるところがあるんですね。
何でしょう?
「不潔感」です。
意外でしょ?
基本、ピカピカな施設がスーパー銭湯には多いですもんね。
ところが、ところが!
普通の銭湯にせっせと通う者の目から見ると、スーパー銭湯には、実はあちらこちらに不潔感が漂うんです。
「おいおい、ヤバいぞ」と、いう感じの。
決してスーパー銭湯をディスりたいわけではありませんよ。
でも、感じるものは仕方がない。
さっそく挙げていきましょう。
入浴途中でトイレに出入りする客が多い
いきなり「あっ」と思いませんでしたか?
そういえば! って。
入浴している途中、なんなら裸のままで用を足してしまえるトイレは、普通の銭湯でももちろん見られます。脱衣所の脇なんかにありますね。
ただし、普通の銭湯では、そもそも利用する人をほとんど見かけることがありません。
ある意味、子ども用ですね。
「パパ、おしっこ!」の時の。
しかも、大人が急に利用せざるをえないようなことはあっても、普通の銭湯というのは、浴室内は狭く、そこにいる8~9割以上がつねに常連客です。
つまり、衆人環視の環境です。
というか、「周人」「監視」の状況。
トイレから出てきたままの体で湯船にドボン―――なんて、よほどのマナー知らずでなければ、とてもとても、出来たものではありません。
ところが!
スーパー銭湯だとこれが気兼ねなく(?)可能なんですね。
なぜって、衆人環視どころか、浴場内はまるで高速道路のパーキングエリアにいるかのように、いつ行っても見ず知らずの人ばかりです。(イレズミで常連さんを見分けたりもできません・笑。イレズミさんはスーパー銭湯ではどこも入浴禁止ですから)
なので、
僕のよく行くスーパー銭湯でも、
入浴途中に浴室内から出て行き、素っ裸で大小の用を足し、また浴室内に戻っていく人を実はちょくちょく目にします。
帰りには、「竿」の先からしずくがポツポツ垂れていることもあるんでしょうね。
そんな人が、みんなちゃんと洗い場でお尻や前の方を洗ってから湯船に浸かってくれているのか・・・
広すぎてわからないんです!
人も多すぎてわからないんです!
スーパー銭湯では!(涙)
普通の銭湯に比べ湯船の種類も多く、中には「寝ころび湯」でホントに寝入っちゃう人もいるなど、浴室内での滞在時間が長くなりがちなスーパー銭湯の環境ですから・・・
トイレの近い人など、必然的にこの「途中トイレ」の用に迫られやすいということも、そもそもの懸念材料です。
洗い場で洗濯・不潔行為を行いやすい
洗い場で下着や靴下の洗濯・・・
普通の銭湯でやったら周りからは一目瞭然。即、フロントに苦情が行ってしまう(昔だったら怖い常連さんにドヤされてしまう)、そんな行為も、スーパー銭湯では残念ながらたまに見かけます。
他人の視線が届きにくい構造になった洗い場が、大抵のスーパー銭湯には多すぎるんですね。
見えないつい立ての陰で、あの人何をしているの?
が、つねに気になる状況に、多くのスーパー銭湯はあふれています。
湯船もそうですね。
三方仕切りに囲まれたようなかたちのジェットバス、岩陰のある露天風呂・・・。
悪意の人物がひっそりと隠れてしまえば、そこで何をされたってわかりません。
「黒」い湯船では、お湯の汚れを把握できない
スーパー銭湯では、湯船は黒っぽい色をした石材、素材で造られていることが多いです。
これ、お湯の汚れが見えにくいんですね。
一方、湯船が黒くなければ、今度はお湯の方が濁っていることも多いですね。温泉風に。いわゆる濁り湯です。
すると、やはり汚れが見えにくい・・・
つまりは、どこもかしこもとにかく「汚れが見えにくい」ことが、普通の銭湯に対して、スーパー銭湯の多くが持つ特徴といえば特徴です。
もっとも、白色系、あるいは薄いブルー系統のタイルなど、明るい色の素材でしつらえらえた湯船が多い普通の銭湯でも、いまはジェットバス化していることがほとんどです。お湯は激しく常時攪拌されています。
なので、汚れは昔にくらべて格段に目立ちにくくなってはいるんです。
とはいえ、それでも黒っぽい湯船や濁り湯というのは、やはり汚れの見えにくさにかけては別格ですね。何かが浮かんでいても、お湯の中を漂っていても、まず見つけることはできません。
普通の銭湯では、髪の毛なんかが湯船に浮かんでいると、誰かがサッとすくって外に流し出すことがしょっちゅうです。それは昔からの変わらぬ銭湯の風景です。
でも、スーパー銭湯では、それをすすんでやろうと思っても、なかなか出来たものではありません。
さてさて。
ここでこう思われる人もいるんじゃないでしょうか。
「あなたの言ってるその違いって、汚れが見える、見えないの違いに過ぎないのであって、大勢が浸かるお湯が基本として清潔なものじゃなくなることは同じでしょ? 気にしてたらキリがないのでは?」
ハイ、ごもっともです。
ただですね、僕はよく思うことがあるんですよ。
「黒い湯船の中や、濁り湯の中では、ワルガキや、酔っ払いや、非常識な大人が、おしっこするのも、決してバレる心配もなくやり放題だなあ」
・・・って。
ハイ、そこで最初のところに話がつながるわけです。
「スーパー銭湯では入浴途中でトイレに出入りする客が多い」
「長時間の浴場内での滞在もそれを生んでいるひとつだろう」
と、いうところ。
露天の寝ころび湯で寝入ってしまい、すっかり体を冷やしてしまったズボラなおっさんが、
「小便したいけどトイレに行くの面倒くせえや」
なんて調子で、何食わぬ顔で湯船に忍び込んで来ないか、そこで禁断の行為を働いたりはしまいか・・・
スーパー銭湯では、そんな怖い事件が起こる確率は、きっと普通の銭湯の何倍も、何十倍も高いでしょう。
ムムムム・・・怖っ!
と、いうわけで、
ハハハ、なんだか僕はひどい話をしていますね。
スーパー銭湯の経営者さんが読んでいたら、何をプロパガンダしてやがると、怒り心頭に発しているかもしれません。
でも、まあ、とりあえず言えることというのはこれでしょう。
普通の銭湯って、とても窮屈なんです。
常連さんが多く、通っていると見知った顔も多くなることによる、
「衆人環視」
または
「周人監視」の環境が。
それがとても窮屈ではあるんですね。
でも、その窮屈さが実は大事なことに作用していて、それは不潔になりがちな場所でのせめてもの清潔さの維持という効果も生んでいるんです。
つまり、お互いのマナーですね。
そこが、昔ながらの銭湯のいいところであり、僕が好きなところです。
おそまつ。
(写真は「写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK」さんより)