今年も週にひと晩、ご近所の皆さんと「火の用心」。
拍子木を鳴らしながら夜の町を歩く「夜回り」の2ヶ月間を先日終えたところです。
よい運動になり、
多分、地域の方にも喜ばれている、
とりあえずいいとこだらけのワタクシの冬のミッションです。
この1月、2月も、何ごとも起こらず、とりあえず町は平和でした。
古い人に聞くと、昔は起こったこともあるそうです。
仕事を始めようとしていた空き巣にバッタリ出会い、ちょっとした捕り物を演じることになったのだとか。
うむむ。怖い・・・
ともあれ、これが終わると、
いつも「冬が終わったな」「春だなあ」という感じです。
暖かな冬でした(2018-19)
それにしても、この冬は暖かな冬でした。
手がかじかみ、凍えた口元から吐き出される息も白い、といったような晩は一度も訪れませんでした。
例年、2、3回はそんな夜を体験するんですけどね。
ところが、逆に今シーズンときたら、歩いていて汗ばんでしまうくらいのことが2度、3度とありました。
住宅街の夜道では、そうそう人には出会いません。
ですが、出会えば、こちらから「こんばんは」とご挨拶をします。
先方もほとんどが、
「こんばんは。おつかれさまです」と、返してくださいます。
中には先に声をかけてくださる人もいます。
おそらく100人くらいと、そんな一瞬のやりとりを交わしていますかね。
一期一会というものをいつもあらためて感じます。
うさぎ座を知ってますか?
この夜回りは、僕にとっては、結構長い時間にわたって夜空を見上げる機会でもあります。
関東では雲の少ない季節を迎えていますから、大抵は月かオリオン座が、天空からこちらを見下ろしています。
このオリオン座の足元に、僕の好きな星座があります。見えにくいんですけどね。
うさぎ座です。
オリオンに踏みつぶされたウサギだとか、同じく狩りの獲物なんだとか、なんだかかわいそうな設定のされている星座ですが、
僕には星の野原を駆け回っている元気なウサギに見えます。
ちなみに、うさぎ座のとなりにはおおいぬ座というのがあります。こちらはやや有名。
オリオンの斜め右上(北西)にはおうし座があります。もっと有名。
同じく左(東)には一角獣がいますが、これ、要は馬ですね。
そうすると、なにやら僕にはオリオンがハイジのおじいさんかペーター少年のような農夫に見えてきて、夜空のこの一角にやたらとカントリーな雰囲気が広がっているように感じたりもします。
次の冬はどんな冬になるんでしょうかね。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)