さて、
先日までワタクシ、WiMAX2+のホームルーターというのを借りて、ビシバシ使っておりました。
WiMAXのホームルーター、気になるんですよね。
あの白い筒みたいな。
モバイルではなく、コンセントにつないで、家置きとしてつかうタイプのやつです。
これですね。
(UQ WiMAX 公式サイトより引用)
見かけもカッコいいこれ、
「光回線並に速いよ」なんてウワサがよく耳に入ってきまして、どんなものか試したいな~と思っていたところ、
UQ WiMAX(UQコミュニケーションズ)さんの方で、「15日間無料で借りられる」お試しサービスを用意してくれていることを知りました。
「Try WiMAX」といいます。リンク先はこちらです。
さっそくこれを申し込んでみました。
機種は旧型の「Speed Wi-Fi HOME L01s」というやつです。
上の写真では、さらに新しい「L02」というモデルが左端に見えてますが、僕が申し込んだ時点ではこちらは貸出しメニューに並んでいませんでした。
「下り最大440Mbps対応」の「L01s」をお借りすることにしました。
機器一式、申込みのたった2日後にスピーディーに到着です。
結論、たしかに体感は光と変わらない!
さて、いきなり最初の結論です。
「WiMAX2+回線」&「Speed Wi-Fi HOME L01s」・・・
光とのスピードの違いは、たしかに体感としては感じられませんでした。
ちなみに、わが家の普段のネット環境ですが、いわゆる「光コラボ」というやつです。
NTTの光回線をプロバイダーとの契約のもと利用しています。
室内には光コンセントが引き込まれています。
そこに、無線LAN内蔵ルータ「ホームゲートウェイ RS-500MI」というのを有線接続しています。
そこから電波を飛ばして、PC等々をつなげています。
ちなみに、そのPC等々、わが家にあるインターネットにつなげられる機器ですが・・・
PC2台、
スマートフォン1台、
プリンタ・スキャナ・ファクス複合機が1台
と、なっています。
そのうえで、お借りした「Speed Wi-Fi HOME 01s」を起動。
PC1台だけをつなげたり、スマホも何もかもフルに全部をつなげたり、さまざまケースを設定しながら、
普通に仕事をしたり、
動画を長々観たり、
複数の動画を複数の機器で流してみたり・・・
色々とやってみましたが、普段の「光」との速さの違いはホントに感じられませんでしたね。
ただ唯一、
これはおそらく気のせいだと思うんですが、
ブラウザ(Chrome)で新しいタブを立ち上げ、新たなサイトを開く瞬間、わずかに「ひっかかり」のようなものを感じることがありました。
一瞬のひっかかりをおいてから、弾かれるように画面が描かれていくといった感覚です。
う~ん、でも、やっぱし気のせいですね。
そう思えるくらい、普段使っている光回線と「WiMAX2+回線」&「Speed Wi-Fi HOME 01s」に違いは感じられませんでした、ということです。
さてさて、
まずはそんな結果なんですが、
以上はとりあえずのワタクシの「体感値」。あくまで実感値です。
もうちょい深く確かめるため、次に進んでみましょう。
測定サイト、測定アプリで測ってみました
次に、測定アプリと測定サイトを使って、一応、数値も出してみました。
使った測定アプリはこちらです。
NTTドコモの「ドコモスピードテスト」。
使ったサイトはこちらです。
NETFLIXの「Fast.com」です。
で、結果はこうなりました。
(同時間帯に数回測定を重ねたうちの、あまり極端でない数値をピックアップしています)
―― ある昼間(正午過ぎ頃) ――
・・・光回線
ドコモ 下り 61.62 Mbps/上り 95.56 Mbps
Fast.com 下り 60.0 Mbps/上り ―――
・・・WiMAX2+
ドコモ 下り 82.81 Mbps/上り 15.32 Mbps
Fast.com 下り 88.0 Mbps/上り ―――
ご覧のとおりです。
なお、Fast.comの方の上りですが、数値が無いのは僕のミスです。
計測画面の真ん中にある「詳細を表示」をタップすれば出てくるんですが、計測時、それに気づいていなかったんです。
「Fast.comは下りしか測ってくれないんだな」
と、このときは早合点していたのです。
申し訳ない・・・
というわけで、残りの「下り」の数値ですが、ドコモの方も、Fast.comも、光よりもWiMAX2+の方がやや速いことを示しています。
やっぱり!・・・体感どおりなんですね。
ただ、上りです。
ドコモの方の「上り」に注目してください。
光の方がかなり速いと出ています(95.56 Mbps 対 15.32 Mbps)。
何かの間違いみたいに開きのある結果ですが、このあと続けて何度測っても、ドコモスピードテストは、これと似た程度の両者の差を示してきました。
さらに、晩にも測定してみました。
―― ある晩(19時過ぎ頃) ――
・・・光回線
ドコモ 下り 49.96 Mbps/上り 80.80 Mbps
Fast.com 下り 74.0 Mbps/上り ―――
・・・WiMAX
ドコモ 下り 49.99 Mbps/上り 15.01 Mbps
Fast.com 下り 86.0 Mbps/上り ―――
昼間に比べ、数値は全体に下がり気味です。
なにしろわが家は徒歩4~5分の駅近です。駅もその周りもワイワイと賑わう時間帯、周囲ではネットがたくさん利用されている様子です。
で、そこで出てきた上記の数値・・・
やはり「下り」では、WiMAX2+のやや優勢が示される結果となりました。
ただし昼間と同様、上り速度については、光の方が圧倒的に速いという結果が出ています。
(並び立つ両雄。ホームゲートウェイ RS-500MIとL01s)
WiMAX&ホームルーター、下りは光並みかもしくは光以上
以上、最終(?)結論が出ました。
サーバーからデータを受信する「下り」に関しては、わが家の環境においては、「WiMAX2+&ホームルーター」の組み合わせで、現状の「光」と変わらない速度でのネット利用ができるようです。
実感上そうですし、それが間違いないことをアプリやサイトの数値が示してもくれました。
ただ、データの上り速度においては、僕がいま利用している「光」は、WiMAX2+にかなり優っている気配です。
なので、普段どこかでこの恩恵を受けていることもあるんでしょうね。
(ただし、こちらはあくまで一個の測定手段=ドコモスピードテストのみが示した結果ということになりますが)
そこで付け加えておくと、
今回、WiMAX2+を使用中、「Dropbox」へのファイルのアップロードや、添付ファイルのついたメールの送信速度がノロいなあ、と、感じたことはとりあえず一度もありませんでした。
YouTubeへ動画を上げることが多い人なんかは、上りがノロい環境だと、かなり影響を受けるのかもしれませんね。
と、いうわけで、
この状況だと、わが家にかぎっては、いまの若干高額な「光」をやめて、自宅の回線をWiMAX2+1本にすることも十分可能な様子です。
ただし、忘れてはイケマセン!
WiMAXには利用データ量にともなう速度制限があります。「3日間で10GBを超えたら・・・」というやつですね(2019年3月現在)。
この制限にひっかかると、超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯、最大通信速度が思い切り下げられちゃいます。
ただ、自らの状況を振り返って、僕は多分これには引っかからない気がしますので、もしかすると近いうちに僕はWiMAX2+のユーザーになるかもしれません。
以上、よかったらご参考に!
つなぐ線はACアダプタひとつ。なので、家置きが基本なものの持ち運ぼうと思えば持ち運べるのが、なんかイイんですよね。
貸し出し期限が迫り、家路につこうとする「Speed Wi-Fi HOME L01s」。短い間だったけどありがとう!
返送ももちろんノーコストです。UQコミュニケーションズさんの方で、送料着払いの伝票を用意してくれます。
ーー追伸
そしてこのあと、ワタクシはWiMAX2+のユーザーになりました。