トラキチにはにゃ、マジで撲滅したい言葉があるんにゃ。
それはこれにゃ。
「面接官」
日本社会の病弊を古くから表している、実に深刻でイヤな言葉にゃ。
面接官…なんで「官」にゃ?
その人、国家公務員にゃのか?
ちがうにゃろ?
単なる会社の おっさん にゃん。
もしくは おばさん にゃろ?
なんで、それがいきなり面接会場に引っ張り出されただけで「官」になるん?
なんでにゃ?
理由はあれにゃろ?
怖いから にゃろ?
そいつが 恐ろしいから にゃろ?
たしかに、就職のための面接って、誰もが緊張するよにゃ。
ブルブルと緊張に震える無力な自分に対し、全能の権力をもって評価を下す恐ろしい相手が、面接会場にはいるわけだにゃ。
そんな怖い存在に、われわれは、誰かれ構わず「官」の称号をたてまつっているよにゃ?
ということは、要するに怖いから「官」ということにゃろ?
圧倒的な相手だから「官」なんにゃろ?
畏れているから「官」にゃろ?
ひょっとすると、憧れてしまってもいるから「官」なんにゃない?
それが マズい と、トラキチははるか大昔から思っているんにゃ。
ちなみに、トラキチは元「官」にゃ。
にゃから、逆によくわかるんにゃ。
たとえば、国家公務員がよくないことするにゃろ?
ダサい政策打って国民に迷惑かけるにゃろ?
それを見て「どうしようもないヤツらだ」なんて快哉を叫んでいながら、息子や娘が霞が関の〇〇省にでも勤めてしまえばみんな大喜びだよにゃ?
トラキチが仕事してて、昔〇〇省にいたなんてバレると、即、背筋伸ばして言葉遣い変えてくるヤツもたくさんいるにゃ。
あのな、それじゃ 明治 にゃん。
現代じゃなくて 近代 にゃん。
そんな遅れたメンタルを端的に示しているゴミのような言葉こそが、トラキチの嫌いな「面接官」にゃ。
偉いから「官」
デキるから「官」
見上げた存在だから「官」
教え導いてくださるから「官」
「指導して下さい」
「管理して下さい」
「私たちの代わりに考えてください」
むしろ「官」の側で迷惑にゃ。
そんな依存型のメンタルが、「面接官」という言葉には凝縮されて表れてしまっているにゃ。
要は自己催眠にゃ。
そんなものからは早く 覚め ないとダメにゃぞ。
にゃから、「面接官」はもうやめるにゃ。
これからは「面接担当」で十分にゃ。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんからお借りしているにゃ!)