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「を」に「、」は要るのか? 読点つける必要あるのか? という話

色んな文章やキャッチコピーを見ていて、トラキチには昔からものすごくむずがゆく感じていることがあるんよ。

 

それは平仮名の「を」にまつわる話にゃ。

 

これを読んでいるキミに、いきなり尋ねるにゃ。

 

「を」に、読点(とうてん)って要るか?

 

読点って「、」のことにゃ。

 

要るか?

 

平仮名の「を」に「、」をくっつけて、「〇〇を、〇〇する」なんて書くのって、よく見かけるにゃんか?

 

読点、要るか?

 

「を」に「、」要るか?

 

要らにゃいにゃろ!

 

よほど積極的な理由がある以外、ほとんど要らないし、邪魔で目障りだとトラキチは思うぞ。

 

ちなみに、読点ってよく助詞にくっついてくるにゃんか。

 

その助詞のほとんどは「を」みたいに助詞として専用に使われる文字にゃないよな?

 

「~が」「~の」「~に」「~へ」「~と」「~で」…等々

 

にゃので、

 

「この『が』は助詞ですよ」

「この『の』は助詞として使ってますよ」

 

ってことを読む人にわかりやすくするために、読点ってとても役に立つよにゃ?

 

「人生ががんばってるのに好転しない」

「あの山ののどかな東の斜面」

「この服ととりかえておく」

「あの映画ははじめのところだけ面白い」

「あれもこれももうやらない」

 

  ↓

 

「人生が、がんばってるのに好転しない」

「あの山の、のどかな東の斜面」

「この服と、とりかえておく」

「あの映画は、はじめのところだけ面白い」

「あれも、これも、もうやらない」

 

あとの方が読みやすいにゃろ? わかりやすいにゃろ?

 

つまり、読点は助詞にだけくっつけて使うものではないけれど、助詞は読点の恩恵を特に被りやすいということはたしかだよにゃ。

 

そんで「を」にゃ。

 

「を」は、歴史的仮名遣いをあえて使う場合や、スラングとして書く場合(たとえば「ヲタク」)なんかは別として、いまは助詞専用の文字になってるにゃんか。種類でいえば格助詞の「を」にゃ。

 

なので、「を」は「を」という文字単独で、誤解なく助詞だと見分けられるにゃんか。

 

なのに、わざわざ「、」をくっつける? クドいにゃろ?

 

な~んかムズいにゃろ?

 

と、いうのがトラキチの感覚にゃ。

 

「人生を、きりひらく勇気を、持て」

  ↓

「人生をきりひらく勇気を持て」

 

で、いいにゃん。

 

―――っていうハナシにゃ。