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川越・妙善寺 さつまいもを抱いた「さつまいも地蔵」様にお参りするにゃ

 

 

川越駅からすぐの名刹

 

ここは川越駅からすぐなんよ。トラキチのいつもの散歩コースのひとつにゃ。

 

天台宗道人山三心院「妙善寺」にゃ。

 

境内にさつまいもを抱いたお地蔵さんが立ってるので有名にゃ。小江戸川越七福神めぐりの第一番・毘沙門天さんを祀っている寺でもあるよにゃ。

 

 

昭和生まれの本堂

 

 

ところで、ここの本堂って、味気ないといえば味気ないんよ(笑)。鉄筋コンクリートの2階建てで、昭和53年(1978)に建てられてるにゃ。

 

それでも、お寺自体の歴史はそれほど短くない。寛永元年(1624)の開山にゃ。なんで、始まってほぼ400年のお寺ということになるよにゃ。

 

ちなみに、途中の天明8年(1788)にこのお寺は火事に遭っていて、いまの本堂はそれ以来の建立にゃ。今度の建物はきっと火事には強いはずにゃ。

 

お寺の名前は夫婦の法名

 

お寺の名前の「妙善」は、ここを開山した尊能法印という人のお母さんの法名にゃ。尊能さんというのは、川越屈指の名刹「中院」の中興といわれている人にゃ。なんで、明善寺はいまも中院の末寺なんにゃ。

 

そんでもって、尊能さんの親父さんの法名は「道仙三心」というんよ。このうち「仙」の字を分解すると「人」と「山」に分かれるにゃろ? と、いうわけで…

 

道 人山

三心(院)

妙善(寺)

 

わかるよにゃ? 実は明善寺の正式名称は、夫婦の名前を合わせたものなんよ。おそらく、ここはカップルでお参りするとご利益のあるお寺にゃ(笑)

 

 

かわいい毘沙門天さん

 

本堂正面にある階段をのぼって、2階に上がってみるにゃ。小江戸川越七福神の第一番・毘沙門天さまはここにいらっしゃるんよ。昼間は大概扉が少しだけ開けられてるから(保証はできにゃいけどにゃ)、覗いてみるといいにゃ。

 

 

どうにゃ? 写真の真ん中の赤茶色のお厨子の中にいるにゃろ? 毘沙門天さまが。黒いお身体で。子どもみたいな4頭身半くらいの体形で、なんだかかわいいよにゃ。

 

ちなみに、この写真ではかなり失礼なことになってるんにゃけど、毘沙門天さまの左右後ろの方に下半身だけ見えているのが観世音菩薩さま(左)と阿弥陀如来さま(右)にゃ。

 

ほんでもって、これらご両尊の真ん中にもうひとつ厨子が見えてるにゃろ?

 

この中にご本尊の不動明王さまがいらっしゃると思うんにゃけど、明王さまは秘仏なんよ。お姿は見られないにゃ。毘沙門天さまはこの明王さまの前立本尊みたいになってる格好にゃ。

 

なお、仏教天部の四天王のうちの一尊で、四天王として祀られるときは「多聞天」と呼ばれるのが、この毘沙門天さまだにゃ。

 

平成生まれのさつまいも地蔵さま

 

毘沙門天さまのいる本堂2階から階段を降りると、すぐ右手にお堂があって、そこに立っているのが「さつまいも地蔵尊」にゃ。1995年の建立にゃから、平成7年生まれだにゃ。最近といえばつい最近にゃ。

 

 

上の写真見てにゃ。両手でしっかりさつまいもを抱いてるにゃろ? いい感じだよにゃ。トラキチはこの手と、抱かれたイモの感じが大好きにゃ。

 

ちなみに、このさつまいも地蔵尊を建立したのは「川越サツマイモ商品振興会」という団体にゃ。この団体のことはトラキチはよく知らないんにゃけど、資料館作ったり、学校開いたり、ほかにもサツマイモ関係の団体と連携してたり、面白いんよ。リンク置いておくから、よかったら見てみてにゃ。

 

sweetpotato.info

10月13日は「いも供養」の日にゃ

 

そんでもって、そんな川越サツマイモ商品振興会も関連して、毎年10月13日に妙善寺で行われるのが「いも供養」なんよ。今年(2022)はトラキチもご焼香してきたにゃ。

 

ただし、今回は新型コロナウイルスのこともあって、いも供養は小ぢんまりと簡素に開かれたにゃ。

 

しかも、当日はあいにくの雨にゃったから、場所もさつまいも地蔵さんの前にゃなく、本堂の1階にある小さな部屋になったんにゃけど、警察署の人たちとか、商工会議所の人とか、観光協会の人とか、新聞社の取材とか、結構たくさん来ていて、みんなの話もそれなりに面白かったにゃ。

 

 

境内を飾るオミナエシ

 

妙善寺は秋の七草のひとつ・オミナエシの寺でもあるんよ。8月初め頃から秋にかけて境内は明るい黄色に染まるにゃ。

 

さつまいも地蔵さんのほかには、水琴窟の付いたつくばいがあったり、慈母観音さまが立ってたりする庭が、しばらくの間一面のオミナエシに飾られるにゃ。

 


道路の向こうにたたずむ元禄の六地蔵


妙善寺に行けば誰でもすぐに気付いて、見逃すことはないと思うんにゃけど、境内の道路を挟んだ向こう側に石仏がたくさん並んでいるにゃ。

 

どの仏様も見るからに古いにゃ。お寺の創建時代からのものもあるかもにゃ。このうち、赤い前掛けが目立つ六地蔵さんは元禄時代(1688~1704)の造立ということにゃ。

 

 

上の写真、よくある六地蔵さんにゃけど、もう一体ちっちゃいお地蔵様がくっついていてかわいいにゃろ?

 

以上、トラキチのいつもの散歩道、さつまいもを抱いたさつまいも地蔵さまや、小江戸川越七福神の毘沙門天さまがいる 妙善寺 を案内したにゃ。

 

ちなみに、川越七福神のほかのお寺については、別に記事もあるからよかったら見てみてにゃ。トラキチがまだ川越に住んでない頃の訪問記にゃ。

 

▼2019年元日に小江戸川越七福神を巡ったときの記事にゃ

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