暑いですね~!
ところで、この夏、僕は少し賢くなりました。
と、いうか、過去の自分の実に間抜けだったことに気付かされました。
今回はそのお話です。
きっかけは湿度計!
そのきっかけは、ある人に貰った卓上温度計です。
「湿度計」もついているやつです。
いただいたのは一昨年の暮れあたりだったんですが、以来、もっぱら注目していたのは温度計の方だけでした。
それが、先月末のこと。
気温がにわかに上がって、本格的に部屋のエアコンを動かし、冷房を入れ始めるのと同時に、なぜか初めて、温度計だけじゃなく湿度計に目が行くようになりました。
おやおや・・・と、思いました。
「昼間の一番日が差していた頃って、たしか湿度は40%台だったよな」
「そして、温度は32度と表示されていた」
「窓の光は眩しいけれど、エアコンの風が当たるところに居れば十分に涼しかったな。居続けると寒くなるくらいだった・・・」
ところが、日が沈んでちょっとした頃になると、
「温度は30度」
「湿度が50%台に上がったな」
「暑くないけど、なんか気持ち良さは無くなってるな。いつもの夏の日暮れのあとの微妙な感じではあるな・・・」
やがて21時、22時くらいになってくると・・・
「湿度が60%に届きそうだな」
「温度は28度。エアコンは自動に設定してあるから、たまに冷房が止まって送風モードに切り替わっているな」
「しかし、体はずいぶん汗ばんで来ていて、暑いな」
そして深夜になると・・・
「湿度70%」
「温度は28度を割っている。なので、エアコンはしょっちゅう送風モードに切り替わってしまう」
「なので温度的には暑くないはずなのに、なんだこの暑さ! 毎年恒例の夏の夜の不快感・・・何なんだ!」
不快の原因は湿度・・・
そこで気づいたんです。
「何なんだ・・・て、ハッキリしてるじゃんか!]
「湿度だよ!」
「不快感感じてなかった昼間は40%台、それがいまは70%! 明らかにこれが原因じゃん!」
賢明な皆さんの多くは、
・ 夜になる → 気温が下がる → 空気が蓄えていられる水蒸気の量が減る
すると、
・ 飽和した余りの水分が行き場を求める → モノや人体に付着したり染み込んだりする
の仕組みを多分知っておられるんだと思います。
ところがなんと、僕はそれを知らなかったというか、考えたことがなかったんですね。
これまで。
なので、真夏の真夜中、ジメジメ、ベトベトとして不快な時は、
エアコンの「冷房」の温度を手動設定にして下げて運転する
→ 気温が設定温度まで下がる
→ 冷房が止まる(送風状態となる)
→ 湿度は下がっていないのでたちまち不快になる
・・・これをこれまで何年も、何度も、繰り返していました。
答えは「ドライ」だった!
ちょっと愕然としましたね。
「なんてことだ!」
「つまり、答えは湿度の方にあったんだ。解決方法はこっちだ。『ドライ』だ!」
そこでエアコンの運転をドライに切り替えると、
(なお、ウチの機械の場合、ドライに温度設定がありません。機械におまかせのかたちになっているようです)
なんとなんと、快適・・・!
湿度計の表示も、みるみる60%台、50%台と、下がっていきました。
やれやれ。
本当にやれやれです。
一体何をしてたんだろ。これまで。
それ以降はとりあえず快適です。
昼間は冷房、夜中はドライ。僕の場合、湿度が60%に近づいたあたりが、両者の切り替え時といった感じでしょうか。
ただし、快適な時間が長すぎるのは、それはそれで、身体の調整機能がなまるような気もしますのでね。
そこで、これは昔からなんですが、
ときにはあえて暑苦しい時間をつくったり、眠っている間はエアコンをそもそも動かさなかったり、ということは、変わらず続けています。
ちなみに、僕と同じような人いますかね?
真夏の夜の快適は湿度がカギなんだって、気付いていない人。
もしいたら、きっとお役に立てる以上の一文かな、とも思います。
おそまつ。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)