正解は旧暦7月7日にゃ
七夕(たなばた)のイベントって、7月7日を中心に開催するところもあるけど、ひと月遅れて8月7日のところもあるよにゃ?
そんでもって、さらにほかの時期にやるところもある。7月最後の週末とかにゃ。
実際、いつが正しいんにゃろ?
答えは「旧暦7月7日」にゃ。
この日が、本物の七夕の日にゃ。
ちなみに、国立天文台ではこれを「伝統的七夕」と、言ってるにゃ。正しくは、もうちょっとややこしい定義があるけどにゃ(~二十四節気の処暑を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔=新月の瞬間を含む日から数えて7日目)。
で、その旧暦と、われわれがいま使ってる新暦とでは、毎年、日付のズレが長くなったり、短くなったり、一定しないんよ。
なので、旧暦の7月7日は、新暦では8月の終わり頃になったり、はじめの頃になったり、半ばだったりするにゃ。たまには7月中にまで早まったりもしているにゃ。
じゃあ今年は?
そこで、「じゃあ今年は?」となると…
今年(2024年)の場合は、8月10日が旧暦の7月7日にゃ。
参考までに、今年以降、2030年までの旧暦7月7日=伝統的七夕の日を並べていくと、こうなるにゃ。
2024年 8月10日
2025年 8月29日
2026年 8月19日
2027年 8月 8日
2028年 8月26日
2029年 8月16日
2030年 8月 5日
幸せな人、結婚記念日にする予定でも組んでおきにゃさい(笑)
梅雨の影響を受けやすい新暦7月7日
ちなみに、新暦の7月7日にからめてお祭りやイベントが行われる地域の人は、「せっかくの七夕なのに晴れない日が多い」と感じてる人が多いにゃろな。
なんでって、当然にゃけど、この時期ってまだ梅雨明けしてないことが多いんよ。
たとえば、気象庁発表のここ10年の「関東・甲信」の梅雨明けにゃ。
2014年 7月21日頃
2015年 7月10日頃
2016年 7月29日頃
2017年 7月6日頃
2018年 6月29日頃
2019年 7月24日頃
2020年 8月1日頃
2021年 7月16日頃
2022年 7月23日頃
2023年 7月22日頃
7月7日が梅雨明け後といえる年って、10年の間で2回にゃろ? ちなみに近畿だともっと少なくて0回にゃ。
なので、七夕飾りの向こうに星空が見えてほしい七夕の日を新暦の7月7日にするのって、トラキチ個人はあんまし好きではないんよ。
ちなみに、さっきの伝統的七夕についても、国立天文台ではこんなアナウンスをしてるにゃ。
「現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで、なかなか星も見られません。そこで国立天文台では2001年から伝統的七夕の日を広く報じていくことにしました」
うん、それでいいと思うぞ。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんからお借りしているにゃ!)