ベーシックインカムをやるならば、お金ではなく「期間限定ポイント」で、という提案です。
生活保護や年金にも導入したっていいんじゃないかな?
よくそう思います。
ベーシックインカムやら生活保護やら年金やらのヘリコプターマネーが(言葉の使い方が間違っていますがあえて)現金であると困るのは、必要以上に貯められちゃうことがあるからです。
お金が死んじゃうんですね。
経済のポンプを回す血液になってくれないんです。
それをちゃんと血液にする。
そのためには、単純な話ですが、使わないとやがて紙屑になるかたちの「マネー」がよいのではなかろうかと思います。
政府が、
・一定の期日までにおいては
・一決済分に限り
・有効性を保証する
そんな決済手段ですね。
ベーシックインカムならば貰う全額、生活保護ならば5~8割、年金ならば3~5割は、そんなかたちにしてもいいのでは?
と、思います。
む・・・何かマズい発言をしてますかね?
一応添えておくと、僕の父と母はいまありがたく年金をいただいて暮らしています。
その両親ですが、若い頃よく親に仕送りをしていました。
大して稼げてもいないのに。
「僕も同じようにする」
なんて言っていて、結局まるで出来ていない僕を年金は間接的に助けてくれているわけです。
とても感謝しています。
そのうえでの上記の意見、ということです。
ちなみに僕は、マネーのかたちが色々と豊富なことって、それだけで多分悪くないことだと思っています。
そして、できれば発行元がいくつもあった方がいいのではとも思います。
なぜって、リスクが小さくなるでしょ?
ひとつの責任体制に依存しないから。
そして、そもそも面白い。
もっとも、さきほどのベーシックインカムや生活保護や年金に用いるマネーについては、いまは国以外に管理させられる存在が見つかりませんが、
ほかはもっと色々あってもいいんじゃないかと感じます。
なので、現物支給じゃないけれど、ある会社がアマゾンや楽天なんかと提携して、
「ウチでのバイトはアマゾンポイント払いの場合、現金の1割増しで給料を支給しますよ」とか。
PayPayボーナスならキャンペーン中なので1.2倍とか。
あってもいいんじゃないだろうか。
現金に比べて「体制」が弱いマネーなので、プレミアが付くということですね。
そうなると、
外国資本のアマゾンよりも楽天ポイントの方がなんとなく安心、なんていう別のプレミアも出てきちゃったりして。
途上国で体験する「ドルで払って」というヤツの逆ですね。
ただし、これはたしか法改正が必要ですよね。雇用契約がある場合は。
だったら、クラウドソーシングの運営会社あたりが先鞭をつけていったらどうだろうか?
ポイント払いの。
そんな風にも思います。
仮想通貨の今後ももちろん楽しみなんですが、ブロックチェーンでマネーを管理するという仕組みについては、いまはとりあえずのところ、確固たる管理人がいる制度のもとに組み込まれておいた方がよいのかもしれません。
そうじゃないと価値が暴走しますからね。
暴走の可能性のあるマネーは、すこぶる使い勝手がよくありません。
そこでいうと、
国が撒く、期間限定ヘリコプターマネーの管理の方にこそ、不正防止などのため、ブロックチェーンの使い道がむしろあるような気がします。
以上、どんなもんでしょうか。
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)