賃貸住宅に引っ越したとき、お隣とか、上下のお部屋に挨拶しに行った方がいいでしょうか?
そう聞かれたら、僕の答えはひとつです。
「僕はもちろん行きますよ」
すると中には、ますます悩んじゃう人がいます。
「僕」ではなく、その人自身がどうすべきかの答えがほしいんですね。
そこで、
「挨拶することで何か心配でも?」
尋ねると、こんな答えが返ってきます。
こちらの顔がバレる
女性に多い心配です。
お隣や上下の部屋に、いわゆる「変な人」が住んでいるかもしれないから、顔を見せるのはイヤだっていうんですね。
つまりリスクヘッジです。
気持ち、わかります。
でも、ですよ。
もしも運悪く、本当に変な人がそこに住んでいるんだとしたら、どのみち相手の方からあなたのことを探ってきますよ。色んな手段を講じて。
だからこそ「変な人」なんです。
それよりは先に挨拶に行った方が、
・こちらも
・相手の
・顔やなりを
・確認
できるので、リスクヘッジか、もしくは安心のステージが一段上がります。
変な人だと思われる
賃貸住宅に引っ越した際、単身用の物件だと、いまどきおそらく9割以上の人はお隣や上下階に挨拶などしません。
すくなくとも僕の知る範囲、すなわち首都圏では。
なので、挨拶なんかしに行ったら、変な人だと思われるんじゃないか?
そんな心配をする人がいます。
それに対して、僕からひと言。
「何言ってんだか(笑)」
仮に万が一、
「いまどき引っ越しの挨拶に来るなんて変わった人だな。おかしな人なのかも」
と、あなたがそのとき思われたとしましょう。
その後、何か支障がありますか?
一瞬、誤解をうけたとしても、実際にあなたが「変な人」や「迷惑な人」ではないのならば、ひと月も経たないうちにあなたは相手にとってただの空気に成り果てます。
残るのは、
「社会人としての礼儀をちゃんとつくしたあなた」
「挨拶は先にした者勝ち」
と、いう結果だけです。
それでも挨拶に行くのはいやだ!
わかります。
そんな時代です。
50や60のいい大人だってそうですよ。
いや、むしろ多いです。
「こんなおっさんがアパートに・・・どうせ怪しいとしか見られない」
なんて感じで、暗~くアパートに潜んだりしている人がたくさんいますからね。
(それだとますます怪しいのに)
だったら、そんな人は一筆書くといいですね。紙に。ご挨拶状です。
ドアポストにでも入れておきます。
「上の〇号室にこのたび引っ越してまいりました〇〇と申します。少しの間荷物の整理でご迷惑もおかけするかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
挨拶に出向いたけれど、相手が留守だったという場合もこれでOKです。
ご挨拶のとき、手土産はいる?
単身用のアパート、マンションの場合、僕はもう手土産は持たなくていいと思っています。
どんな贈り物もそうですが、現在(いま)っていう時代、モノのマッチングって難しいんです。
初対面の相手がもらって困らないものを選ぶって、至難の業なんです。
明るくさわやかに挨拶ができれば、それで十分だと思います。
それでも、何か持たないと落ち着かない?
ならば、
僕はクオカードを持っていったことがあります。500円のやつです。
大学生さんがとても喜んでくれましたよ。
一方、ファミリータイプの物件の場合は、何か手土産があった方がいいかもしれませんね。
ファミリータイプの物件では、大なり小なり、住人同士のコミュニケーションが生まれやすいですから。
あるいは、すでに生まれている可能性もありますからね。
そして、そこでは意外に活発なやりとりもすでに行われている可能性があるわけです。
たとえば、実家から送られたもののおすそわけ、とか、旅行してきた際のお土産をお隣にといったやりとりです。
なので、将来子どもが、あるいは自身が何かでお世話になるかもしれない隣人へ向けて、
「お近づきのシルシに」
を添えておくのはいいことです。
似た理由で、ペット可物件でペットを飼う場合も、周りへの挨拶は丁寧にしておいた方がいいでしょう。
ただし、それでもやはり初対面でモノのマッチングは難しいので、僕は「クオカード1,000円」をファミリー向け物件に入居する方におススメしたことがあります。
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(写真はy*********************pさん作・写真ACより)