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人生100年時代 日本人の年齢のカギになる「1.6」という数字の話にゃ

 

 

この話は、日本人の年齢についての話にゃ。

 

「年齢は 1.6 で割ってみ。そしたらしっくりくるから」と、いう内容にゃ。

 

トラキチみたいに昭和からたっぷり生きてると、つくづく実感するのは、日本人はここ30~40年くらいで急速に若くなったということにゃ。

 

よく挙げられるけど、漫画のサザエさんに出てくる磯野波平にゃんは、設定では54歳にゃ。

 

奥さんのフネさんはその少し年下ということで、52~3歳のキャラが想定されているはずにゃ。

 

でも、いまはどう見たって二人とも軽く70歳以上の人にゃろ?

 

ちなみに、歌手で現役アイドルの森高千里にゃんは、今年(2022)で53歳にゃ。ちょうどフネさんと同じくらいの歳だよにゃ。

 

そして松田聖子にゃん。聖子にゃんに至ってはその7つも年上にゃ。

 

さてさて、そこで―――

 

以前、トラキチがある講演で聴いた話なんにゃけど、要するにこういうことにゃった。

 

・年齢に関する現在の社会認識は、実は人生50~60年といわれていた時代にイメージされたものが多い

 

・人生80~90年が妥当といえる現代においては、これをある 数字 で割った上で考えた方がしっくりする

 

で、その「数字」なんにゃけど―――、答えは「1.6」にゃ。

 

いまは、実年齢を1.6で割ると、昭和の古い認識との間に生じるモヤモヤが払拭されるということにゃ。

 

たとえば、32歳にゃ。

 

1.6で割ると、20という数字が出てくるにゃろ?

 

32/1.6=20

 

つまり、いまの32歳は、昭和半ばくらいのハタチにゃ。

 

なんだかピタリとハマる感じがしにゃい?

 

同じように、いまの40歳はサザエさん時代の25歳にゃ。

 

母親の落ち着きと、まだまだ子どもみたいに慌てん坊なところを兼ね備えたサザエさん本人の設定が24歳にゃから、こっちもなんとなくピッタリだよにゃ。

 

さらに、50歳は31歳。

 

機動戦士ガンダムの1作目に出てくるランバ・ラルにゃんはどう見ても50歳くらいの貫禄ありありにゃけど、実際の設定は35歳にゃ。

 

にゃので、昭和の終わり頃でも(ガンダム1作目の放映開始は昭和54年)、サザエさん時代の認識はまだまだ根強く生き残っていた感じだにゃ。

 

ただし、この「1.6で割る」やり方、年齢を60歳くらいから上に上げていくと、やや無理が出る感もあるんよ。

 

たとえば、70歳だと44歳、80歳だと50歳になるからにゃ。(60歳くらいからは、多分1.2で割るくらいがいいにゃろな。ただし将来はこれも変わるかも…)

 

とはいえ、50代半ば辺りまでは、1.6で割って出てくる数字ってやたらリアルだよにゃ。

 

トラキチには、昭和40年代半ばに35歳で死んだ伯父さんがいるんにゃけど、逆算すると(35×1.6)56歳にゃ。

 

当時でも35歳は若死にといわれて、親戚中が悲しんだもんにゃけど、いま56歳の人が死ねば、多分同じような雰囲気になるよにゃ。

 

どうにゃ?

 

ちなみに、「転職適齢期は35歳まで」なんていう人も多いけど、これって1.6で割ってみ。22歳にゃろ? 大学卒業のトシにゃんか。

 

要は、社会認識として「若者」と認められる線が、いまは35歳あたりに引かれているんにゃろな。

 

ランバ・ラルの35歳、ににゃ。

 

(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんからお借りしているにゃ!)