道草反省日記

誰かの反省、それはみんなのお役立ち

【要注意】オートロック? 簡単に侵入できちゃうけど? っていう物件、結構あるんですよ

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「賃貸物件探し。条件は・・・まずオートロックじゃなきゃ!」

 

ニャハハ、気持ちはわかりますが、ちょっと待ってくださいね。

オートロックには、事実上防犯の意味を成していない、まるで「なんちゃって」なケースも結構あるんですよ。

今回はオートロックについての話をしましょう。

 

 

知ってる人は怖いほど抜け道を知っています

 

これ、実際にそういう物件に住んだことのある人も、よくご存じのことだと思うんですが、

オートロック付きの賃貸マンション・・・と、謳っていても、侵入しようと思えば簡単に出来ちゃう物件って、プロは結構出会います。

 

賃貸だけじゃなく、分譲マンションでもそうなんですよ。

 

ホテルみたいに立派なエントランスホールの脇に、堂々と鎮座するオートロックの操作盤!

いかにもセキュリティ万全・・・かと思いきや、

 

建物の裏に回れば、

駐車場から内部へはフェンス1枚を乗り越えればたちまちスルー・・・

 

建物の脇をちょいと進むと、

屋内ゴミ置き場の外扉 → 内部のドア → エントランス内へと、どこも鍵がかかっていなくて全部スルー・・・

 

そんなケース、ホントによくあります。

 

チラシ配りのベテランなんかは、

「あそこのマンションは、このルートで中の郵便受けのところまですぐに行き着けます」

なんて、大抵よく知ってますね。

 

なので、住人の背後にくっついてドアをくぐるだとか、管理用暗証番号を割り出すだとか、センサーを誤作動させるだとか・・・

怪しい人物がオートロックを掻い潜って建物に侵入する方法がネットにはたくさん書かれていますが、実はなんてことはない。

かなりのマンションで、もっと便利(?)な「ルート」が存在しています。

 

賃貸だとさらに「なんちゃって」が多くなります

 

立派な分譲マンションでさえそんな状況ですから、賃貸にはもっと甘いケースがどっさり見られます。

 

一番笑うのは―――いや、ホントは笑ってはいけませんが、

玄関には確かにオートロックが設置されてはいるんですが、廊下は1階からしていわゆる外廊下式のため、建物の脇に忍び込み、高さ1メートルちょっとの塀を「よっこいしょ」と乗り越えれば、そこはもう物件の中・・・そんなパターン。

これだと、オートロックは、ただの高価な飾りにすぎません。

 

しかも物騒なことには、そんな1階外廊下が、近隣の目にはほとんど触れないところにひっそり伸びている・・・つまりは不審者忍び込み放題・・・

そんな物件も、僕は何度か見たことがあります。

 

なので、こうした状況だと、オートロックに期待できることといえば、望まない勧誘やセールスなどをエントランスでシャットアウトできることくらいまでになってしまいますね。

 

ただし、その勧誘やセールスも、最近は過去に比べて激減していますから(とくに凄まじかった新聞屋さんがいまは全く来なくなりました)、意味のないオートロックを構えている物件って、ますます意味のないことになっちゃってます。

 

おそらく一番安心なのは「賃貸併用」タイプです

 

さて、そんなわけで、多くの人が頼りにしている安心安全の目安・オートロックを思いきりディスってしまいましたが、

「じゃあ、不審者の侵入に対して安心できる物件って無いの?」

と、問われれば・・・

僕にはやや独断ですが、それに対する答えがひとつあります。

 

「賃貸併用住宅」です。

 

そのうち、なるべく小規模なもの。

 

それらの多くは、侵入者に対するセキュリティ上、かなりの信頼・安心が可能でしょう。

 

とはいえ、賃貸併用住宅って言われたって、ご存知ない方がきっと多いと思います。

 

なぜならば、この言葉、実は大家さん側だけがよくご存じの言葉なんです。

あるいは、土地持ちの人。地主さん。

 

「さてさて、私の自宅の建つ土地、息子に継がせるのはいいが、かなりの相続税がかかってきそうだぞ。どうしたものか・・・」

なんて悩みをかかえているウラヤマシイ人が、よく知っている言葉です。

 

賃貸併用・安心の理由は大家さんの「目」

 

簡単にいえば、賃貸併用住宅とは、大家さんのご自宅と賃貸物件が、ひとつ屋根の下にあるかたちのものをいいます。

 

「この建物、1、2階は賃貸で4世帯が入れるんですが、3階はまるまる大家さんの自宅なんです。玄関も別々です」

なんていうタイプの物件がありますでしょう?

要はアレなんです。

 

つまり、思いきり平たくいうと、現代版の下宿屋さんですね。

壁や床、別々の玄関等で完全隔離されているとはいえ、実質「自宅建物内に他人を住まわせる」かたちとなるので、大家さん側としては、建てるには若干の決断が必要です。

 

一方、お部屋を借りて住む方にとっては、このタイプが、おそらく侵入犯に対する面では一番安心でしょう。

 

ただし、どれもこれもではなく、なるべく小規模のもの。

1階には大家さんの自宅と庭が広がっていて、脇から階段をのぼる2階、もしくは2、3階に、2~4世帯分程度の賃貸がある―――くらいが、理想です。

 

さらにそこに加えて、大家さんが自宅に居がちなことも重要です。

たとえば、ご近所との交流も深いシニア世代のオーナーさんが、日中もよく家にいて、玄関先をいつも掃除している。

そんな環境であれば・・・

 

空き巣やのぞきの立場になってみれば判ります。

とてもじゃないけど、そんな建物には近づきたくありません。

 

なお、ざっと大まかな説明になりますが、賃貸併用住宅というのは、これを建てると、大家さんには税務上のメリットが色々と生じるんです。

相続税対策としても有効なんですね。

 

ついでに、ローンの軽減も通常は可能です。家賃収入を返済に回すわけです。「建物が大きい分だけそもそもの借り入れが膨らむじゃないか」と、いう見方もありますが(汗)。

 

ともあれ、これっていわば、自宅建物内にお金を生み出す装置を取り付けるに等しい行為なわけです。

 

なので、

「自分自身この土地からは離れられない」

「かといって相続税対策は急務だ」

と、いったような立場に立つ、家持ち&土地持ちの人などが、ある意味、若干追い込まれるかたちでこれを選択します。

 

つまり傾向として、賃貸併用住宅は、家持ち&土地持ちの方に多額の税金がかかってきやすい、都心に近い便利な場所に目立つんですね。

 

もっとも、あまりに都心すぎると、大規模化してビルになっちゃうことが多くなるため、その場合上記の意味での防犯メリットは薄れてしまいます。

 

さらにいえば、賃貸併用住宅では、たとえ経営状況が芳しくなくなったとしても、その建物は自宅そのものでもありますので、大家さんはそう簡単にこれを売払うわけにもいきません。

 

一方で、物件はまさに目の前にありますから、自然と目が行き届きやすく、ケアもしやすいわけです。

 

いきおい、入居者に簡単に退去されないよう色々と気を配る、サービス熱心な大家さんが育ちやすくなるというのも、入居者側にとっての賃貸併用住宅のメリットといえるでしょう。

 

以上、まとめると、

大家さんの目がつねに物件に行き届きやすい小規模賃貸併用住宅こそ・・・

僕は、賃貸住宅のうちではもっとも侵入者への不安に対して予防の効くかたちなんだと思っている、というお話です。

「なんちゃって」なオートロックだけが付いているよりも何倍もね!

 

今回もおそまつです!

 

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(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんより)