こんにちは!
みなさんは「ヤフオク!」というサービスを利用されていますでしょうか?
落札して、モノを買ったことはある?
では、出品はどうでしょう?
やはり購入経験者よりは少ないんでしょうかね。出品をしたことのある人は。
今回は、昨年の秋からヤフオク!での出品を始めた初心者の僕が、
将来、同様にヤフオク!での出品をされる可能性のある人に向けて、
ちょっとだけ簡単なアドバイスをします。
それは、
ヤフオク!での出品に必要な「Yahoo! JAPAN ID」と、IDを取得することによりもらえるメールアドレスについてのことです。
- 将来出品の可能性があるなら、IDが「屋号」となる意識を!
- 対策しないとメールアドレスがバレる
- メアドを知っている人にヤフオク!での出品活動がバレる
- 買う立場の時はどうなの?
- 2つの事前対策を!
- 「匿名配送」であれば最後の最後まで、知られるのはIDまで
将来出品の可能性があるなら、IDが「屋号」となる意識を!
ヤフオク!を利用するには、物を買うにしても、売るにしても、Yahoo! JAPAN ID が必要になります。
その Yahoo! JAPAN ID ですが、そもそも何の目的で取得するか?
と、いえば、
一番には、やはりヤフオク!ではなく、フリーメールのアドレスを取得するためというのが多いんじゃないでしょうか?
いやいや、
その常識はいまやかなり古くて、最近は、スマートフォンアプリへのログインIDとして初めて取得する人の方が、もしかすると多いのかもしれませんね。
ともあれ、この Yahoo! JAPAN ID、皆さんのものを拝見すると・・・
「持ち主本人にとっては根拠もあって、読むには困らない」
でも、
「他人にはなんだかよくわからない英数字の羅列」
と、なっていることが、おそらく多いですよね。
これ、たとえいまはその気がなくとも、もしも将来ヤフオク!で何か出品して、しかも、それを繰り返して収入を得ようとするならば・・・
そのときはやや悩ましいことになるかもしれません。
なぜなら、
Yahoo! JAPAN ID は、そのまま出品者の「屋号」になるんです。
ぜひ覚えておいてください。
将来ヤフオク!で出品を始めるときは、
「そのときはあらためて、入札する人に親しまれやすいような気の利いた看板名を掲げて活動を」
と、思っていても、
いまのところは(Yahoo! JAPAN さんが方針を変えない限り)そうはいかないのです。
出品活動はすべて、その人の ID の表示のもとに一貫して行われます。
するとたとえば・・・
ある人・・・本田圭佑さんという人が、
自分の名前を表すローマ字と、職業(フットボール選手)と、自らの誕生日をアレンジして、
「hndkskfb3160」
なんてIDを取得したとしますよね?
う~ん、なんだか他人からは読みにくく、覚えにくい・・・!
でも、ヤフオク!では、これがそのまま出品者を示す、まさに「屋号」として、すべての行動につねに付きまといます。
対策しないとメールアドレスがバレる
Yahoo! JAPAN ID の取得作業を進めていくと、当初、自動であてがわれるメールアドレスは、
取得したID @ yahoo.co.jp
と、いうものになります。
@ の前の部分、いわゆるユーザー名に、IDそのものが流用されるんですね。
この「デフォルトのアドレス」をそのまま普段のメールアドレスとして使い、メールのやりとりをしている人も、きっと多いんじゃないでしょうか。
そこで問題となってくるのが、上段に触れた IDとヤフオク!との関係なんです。
ヤフオク!では、つねに Yahoo! JAPAN ID を名乗っての活動をしなければなりませんので(システム上強いられますので)、
さきほどの本田圭佑さんの場合、
「この人のIDは、hndkskfb3160・・・するとさては、メールアドレスは『hndkskfb3160 @ yahoo.co.jp』かな?」
―――ハイ、大当たりです!
と、なることがあるんです。
出品者となることで、不特定多数の人へ一気に「メアドばれ」するんですね。
これについては、ヤフオク!のヘルプでも、こんな呼びかけがされています。
ヒント
ヤフオク!では、Yahoo! JAPAN IDが公開されるため、メールアドレスを推測されないよう、変更をおすすめしています。
また同時に・・・
メアドを知っている人にヤフオク!での出品活動がバレる
↑ こちらも、可能性として生じるわけなんです。
たとえば、
上記の本田さんのメールアドレスを知っている人が、たまたまヤフオク!で品物を探していたところ・・・
「あれ? hndkskfb3160 って出品者がいるな。これ本田さんじゃないのか? きっとそうだよ」
「本田さん、過去にどんな物出品してるんだろ? へへ、覗いてやれ」
で、
「うわ~、あの人こんな趣味持ってんのか!」
とか、
あるいは、
「あっ!先週のオレの結婚式の引き出物、早速売ろうとしてる!」
そんなことも、起きないわけではないわけです。
きっといますよ・・・自分の贈り物が出品されていないかを探す人って。(笑)
買う立場の時はどうなの?
出品時にくらべると、
ヤフオク!で「買う立場」「買った立場」にある場合、IDは比較的保護されます。一部の文字を除いて「******」の伏字で表示されます。
つまり、
「誰が(どういうIDの人が)、何を買ったのか」
「何が、誰に(どういうIDの人に)買われたのか」
については、
伏せられていない文字(現在は一律3文字だけが伏せられずに表示される仕様のようですね)や、やりとりされた品物から察しがつかないかぎりは、第三者には判らないかたちになっています。
ただし、入札した場合は事情が変わってきますよ。
出品者には、入札した人のIDが、伏字なしで通知されます。
とはいえ、入札した人が過去にどんなものを買っているのかまでは、やはり出品者にもわからない仕組みになっていますので、
「買う立場」「買った立場」のユーザーの保護については、一応、手厚い仕組みにはなっています。
買い物は個人の重要なプライバシーなので、当然のことですけれどもね。
2つの事前対策を!
以上をふまえて、僕からは2つの事前対策を提案します。よかったら参考にしてください。
読みやすいIDを!
将来ヤフオク!で、何か売るかも知れない・・・
そんな可能性が少しでもあったら、
(自分はネットオークションなんてしないからと、いまは思っていても、将来はホントに分かりません。僕がまさにそうですから)
セキュリティ上、簡単な文字列でありすぎてはいけないものの、
それでも、なるべく読みやすく、できれば親しみやすいIDを取得しておくのが、やはりおススメです。
ただし、ヤフオク!で購入者が注目するのは、まずは「品物」です。
出品者への関心という面では、彼らが注視するのはIDではなく、おそらく圧倒的に出品者の「過去の取引での評価」ですので、
ここでの IDの読みやすさ、親しみやすさは、そんなに大きな問題ではないといえば、そうともいえるのでしょうね。
メールアドレスとIDの「隔離」を!
一方、こちらはぜひとも事前対策しておいた方がよさそうです。
僕のおススメはこうです。
まず、Yahoo! JAPAN IDについては、メアドのユーザー名にしようと考えているものとは、まったく別の文字列で取得します。
ただし、その時点では、あてがわれるYahoo!メールアドレスは、先ほども記したとおり「ID @ Yahoo~」となります。
なので、これをすぐに変えるのです。
変えるには、ちょいとひと手間必要なのですが、プロセス自体は簡単です。
・自身のIDにひもづく「ニックネーム」というものをまず作成
↓
・そのニックネームをメアドのユーザー名に新たに指定
こうしてやることで、メールアドレスを変更することができます。
詳しくは、Yahoo! メールのヘルプページに手引きがありますので、ご確認ください。
なお、注意深く進めるならば、まずは、当初あてがわれた「ID@Yahoo~」のアドレスと、手持ちのほかのアドレスとの間で、一旦、数往復メールのやり取りをするなどし、
自分のID上で、Yahoo!メールがちゃんと機能していることを確かめた上で、上記の作業に入るのがいいでしょうね。
さて、以上によって、
・Yahoo! JAPAN ID を見ても、そこから安易に想像ができないユーザー名の付いたアドレス
さらには、
・アドレスを知っている人が「このIDってあの人のじゃない?」と、想像ができないようなID
両方が取得できることになります。
これにより、以降、ヤフオク!を始めても、活動はとてもしやすくなるというわけです。
ポイントは、
「ID@yahoo~ のメアドを誰にも教えないうちに、作業を済ましておく」
ことですね。
僕の場合、偶然メアド問題を切り抜けました
ちなみに参考までに。僕の場合です。
僕は、もう何年も前から、Yahoo! ID を複数持っていました。
その上で、1個をいわば「メインID」とし、Yahoo!ウォレット(電子財布)やクレジットカード、Tポイントをひもづけて、「Yahoo! ショッピング」を中心に利用させてもらっていたんです。
そうすると・・・
多分そういうID(お金が動いているID)だからこそなんですが、Yahoo! さんからオファーが来ることになるんですね。
「『Yahoo! プレミアム』に加入しませんか?」
「このメールが届いたIDでの加入でしたら、6ヶ月間会費はタダですよ」と。
僕は、これに刺激されてYahoo! プレミアムに加入したんですが・・・
同時に、これを機会に、ネットオークションというものも経験してみることにしたんです。
なぜなら、Yahoo! プレミアムに加入していると、若干ですがヤフオク!の出品手数料が安くなるというんで。(笑)
人生経験にもなると思って。
ところが、すぐに「あっ」と、突き当たったんです。
上記のメアド問題に。
「そうだ・・・!今回プレミアムに加入したID、たしかそのままメアドのユーザー名になっていたよな。あのメアドって、昔、結構他人にも教えていたぞ・・・う~ん、ちょっと嫌だなあ」
でも、僕の場合、この問題はすぐに解決しちゃいました。
「嫌だなあ」と、思いながら、よくよくメアドを見直すと・・・
「あれ?IDと違ってる」
なぜなら、
「そうか!昔他人に教えていたアドレスって、よく考えたら変更したあとのヤツだ。オレ、そもそも早いうちに、最初のメアドは変更しちゃってたんだよ! 忘れてた!」
実は、僕の場合、
当初、IDをやたらと読みやすい単純な文字列にしてしまったために、そのIDがユーザー名となったデフォルトのメールアドレスに、たちまち大量の迷惑メールを呼び込んでしまっていたんです。
そこで、早々にメアド(ユーザー名)を変更。周囲にはそれを流布。
なので、結果として僕は今回、
「読みやすい文字列」
かつ、
「メアドのユーザー名とはまったく違う」
都合のいいIDで、ヤフオク!に参入が果たせちゃいました。
ハハハ、過去のちょっとした奮闘が、小さな幸運になって返ってきましたね。
なお、以上の僕の経験、どうしてわざわざ語るかというと・・・
説明がくどくなりますが、
「ヤフオク!を始めるときは、都合のいい Yahoo! JAPAN IDを新たに取ればいいさ」
と、思っている方が僕のケースにはまった場合、僕のような偶然の幸運がないかぎりは当然悩ましいことになるからです。
せっかく有利なオファーを受けたIDだけど、すでに広めたメアドのユーザー名なのでちょっと・・・と、いうことですね。
「匿名配送」であれば最後の最後まで、知られるのはIDまで
なお、ヤフオク!では、2017年11月から、旧来のサービスに加えて「匿名配送」のサービスも始めています。
出品から納品、入金まで。
取引の最初から終わりまで。
購入者(落札者)も、出品者も。
ともに、住所や氏名など、個人情報を明かさずに済ませられる方法を選ぶことができるようになったんです。
そこで、僕の場合なんですが、
2018年秋からの参入ということで、実はこの「匿名配送」以外を利用したことがないんです。
匿名配送、すご~く気が楽なんですね。
どう楽かといえば、自分の情報を明かす必要がないこともそうですが、それ以上に「お客様(落札者)」の情報を握ってしまわずに済むことが、僕の気持としては楽なんです。
一方、匿名配送を選択しない場合、
たとえ上記の「メアドとIDの隔離」をしていても、最終的には、出品者と購入者の間にかぎっては、互いの個人情報には触れざるをえないことになるはずなんです。(経験がないので「はず」と記しておきます)。
逆に、匿名配送さえつねに選ぶようにしておけば、
そこに「メアドとIDの隔離」を組み合わせることによって、
ヤフオク!での出品活動は、よほど特徴的な品物でも出品しない限り、ほぼ完全にプライバシーが守られたものになるんじゃないでしょうか。
とはいえ、
「匿名」といえば、すぐさま「悪用」という言葉が頭には浮かびがちですよね。
しかしながら、
「匿名」の気軽さ、便利さが、ヤフオク!のようなコミュニケーションのかたちに組み込まれることで、
モノの価値をよりたくさんの人がシェアできる社会が広がっていくのであれば、僕はそちらの方に期待したいなぁ。
使わなくなって長年仕舞い込んでいたモノが、落札され、手元を旅立つときって、その品物や道具がほんとうに喜んでいるような気がして、いつも感激ひとしおです。
むむ。予定よりもすっかり長くなってしまった・・・
おそまつです!
なお、
Yahoo! JAPAN ID と一致しないユーザー名のついたYahoo!メールアドレスを取得する方法としては、ほかにもセーフティーアドレスといったものが用意されています。
▼こちらもどうぞ!
(冒頭の画像はヤフオク!さんのサイトより引用しました)