これを読んでいるキミ、クラス会って、行 きたい? 行 きたくない?
トラキチは「行きたくない」派なんよ。実際、ここ20年以上ず~っと参加してないにゃ。
なおかつ、クラス会だけにゃない。若い頃に通ってた職場の同僚なんかにも、呼ばれても会わないにゃ。
決して 会わにゃい。
思い出が古ければ古いほど、とにかく 会いたくない。
会いたくないんにゃ。
なので、当然「Facebook」みたいなのも苦手にゃ。もちろん登録していないにゃ。
で、その理由なんにゃけど、トラキチの場合って、多分、他人(ひと)とは違うんよ。
世の中の多くの「クラス会行きたくない」派の人とはおそらく 違 うんよ。
かなり変わった理由にゃ。
でも、世の中は広~いから、それをあえて書けば、
「あ、オレも同じだ」
「ワタシも同じだ!」
仲間 がいるかもしれないにゃん。
なので、いまからその理由を述べることにするにゃ。
理由は簡単にゃ。
トラキチにとって、思い出の中に住んでいる友達や仲間と、いまあらためて会うその人っていうのは、まったくの 別人 なんよ。
マジで。完全な別人。
なので、会うとものすご~く対応に困るんにゃ。
アタマがどんよりと疲れてきて、食欲まで無くなって、居心地がやたらと 悪 くなるにゃ。
たとえば、こういうことにゃ。
・高校時代のいい友達だった田中君と
・いま目の前にいる「田中さん」なるおじさんは、
・トラキチにとっては、年齢も顔も声も違う別の人
それなのに、
・なぜかそのおじさんはトラキチと高校時代の思い出をあれこれ共有している!
これが イヤ なんよ(笑)
っていうか、ものすご~く キモ いんよにゃ。トラキチにとっては。
なので、こう言いたくなるにゃ。
「いやいや、おじさん、すまにゃいけど田中君ってあなたみたいなオヤジじゃなんよ」
「僕のアタマの中の田中君とあなたは絶対に重ならないんで、なんぼ話しかけられても無理!」
そんな感じだよにゃ。
わかるかにゃ?
つまり、その相手に対していい思い出が残っているほど、年月を経てから会うその人には別人感が深まるっていうのが、トラキチの感覚なんよ。
・思い出の〇〇君や〇〇さんを騙る怪しい人
・こっちの思い出に勝手な上書きをしようとしてくるウザい人
・そういう人が群れて集まってくるキモい場所がクラス会
と、極端にいえばそういうことになるわけにゃ。
にゃはは。
もちろん、わかってるぞ。これが随分と特殊な感覚なのは自分でもよ~くわかってるにゃ。トラキチは要するに 変わり者 だにゃ。
にゃけど、とにかくトラキチの場合、心のセンサーがそうなってしまっているんでもうどうしようもないんよ。
にゃから、トラキチはクラス会には 行かない。
長年会っていない古い仲間や同僚には 会わない。
30代半ば以降は、ほぼそうして生きてきているにゃ。
ちなみに、トラキチは出会う人に恵まれなかったわけにゃない。これまで生きてきたどの時代も、周りの人には恵まれていて、いい思い出をたくさん抱えてるにゃ。
だから、眠っているときに見る夢には、幼い頃の友達やら、クラスメイトやら、先生やら、仕事仲間やら、ガ ールフレンドなんかがしょっちゅう出て来るにゃ。
そんでもって、夢の中では背景自体がその時代になってるにゃろ?
にゃから楽しいんよ。すご~く楽しいんよ。
つまり、トラキチにとっては、古い思い出の中にいる人との関係としてはそっちが 現実 なんにゃ。夢の中の方こそがまさに現実なんよ。
にゃので、仮にクラス会にトラキチが無理に参加したとして、
「田中君に似た変なオヤジ」
が、のっそり目の前に現れることの方が、むしろ 耐 えられない。
悪い夢にウンウンうなされている状態になるわけにゃ。
トラキチと同じような人、いるにゃろかな?
(イラストは「かわいいイラストが無料のイラストレイン」さんからお借りしているにゃ!)