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一碧湖――伊豆の瞳に恋してる <トラキチ旅のエッセイ>第8話

伊豆半島東部の伊東市に「伊豆の瞳」と呼ばれている小さな湖がある。 一碧湖という。 やや日本の地名らしくない。 そこで古今の漢文を探れば、一碧萬頃――という言葉がある。水面が青々として遠くまで広がるさまをいう。 先憂後楽(後楽園の名前の元となった…

海の上を飛んで大分へ。ホーバークラフトに乗った日のこと <トラキチ旅のエッセイ>第7話

「お客さんを乗せて営業運転しているのは、全国でわが社だけですね」――係員はそう言って胸を張った(2007年頃)。 全国、どころではない。世界を見渡しても見つけるのはなかなか難しい。 場所は、九州、大分。豊後水道に面して三方を海に囲まれる小さな地方…

新生銀行の「新生ステップアッププログラム」リニューアルで助かってるにゃ

今年、5月末くらいにゃったかな。不意に気付いたんよ。新生銀行のサイトにログインして、自分の口座のページを開いて、振込みをしようとして… 「あれ? 無料で振込みできる回数が増えてる」って。 調べてみると、2022年5月1日から新生ステップアッププログ…

それは万博から始まった? 私見・大阪空間色彩論 <トラキチ旅のエッセイ>第6話

大阪は色彩豊かである。キタもミナミも変わらない。 狭い街路にさまざまな色彩が幕の内弁当のように押し込まれ、密度感にあふれる景色をつくり出している。 色は派手な原色が愛される。赤、青、黄色――。 あからさまな原色をまとった看板やディスプレイが、子…

わが大阪へのオマージュ <トラキチ旅のエッセイ>第5話

私は歩き方がお笑い芸人の坂田利夫師匠に似ているといわれる。 なので、大阪の街では注意しなければならない。人違いをされて、偉大な師匠の名を汚してはならない。 大阪。数年前から、この街と縁が深い。 通勤するかのように、毎週訪れた頃もある。 さらに…

白水阿弥陀堂・みちのくの姫の美しき御堂 <トラキチ旅のエッセイ>第4話

桜がほころび始めた頃。やわらかな日差しの中、いわきの白水阿弥陀堂を訪れた。 やや南に「勿来の関」があったこの辺り。みちのくの南端。古代から中世にかけては、奥州と関東、ふたつの広大な世界が接する境界だった。 そんな土地に暮らす豪族のもとへ、は…

ソントン・ファミリーカップで一番好きなのはリンゴジャムにゃ

ソントンのファミリーカップってあるにゃろ。ジャムのシリーズにゃ。すごく安くて、スーパーなんかでよく100円以下で売ってるよにゃ。 そのうちどれが好きにゃ? いまは8種類あるらしいんにゃけど、トラキチがとにかく一番好きなのは「リンゴジャム」に…

新潟・天空の花園 その優しさの秘密は? <トラキチ旅のエッセイ>第3話

「新潟に面白い建物があるよ」 「ああ、旧税関(明治2)でしょう」 「いや、ちがう」 「県政記念館(明治16)ですか」 「ちがう。古い建物ばかり思い出すんだな。もっと新しい建物だよ。その県政記念館のすぐ近くにある」 ――と、知人に教えられたのが、新…

水の新潟、神々の新潟 <トラキチ旅のエッセイ>第2話

昼間の気温は30度。真夏の新潟市内。 ところが、陽が沈むとともに、街にはすずしい風がそよぎだした。信濃川のせいだろうか。 人口は約80万人。日本海岸随一の都会。この街は、その中心に巨大な天然のクーラーを備えている。 金沢のように典雅な町並みが…

祇園とはなにか。答えはインドにあった <トラキチ旅のエッセイ>第1話

「祇園の街で認められる」 それは昔も今も、成功を表す尺度のひとつである。 祇園で「旦那」と認められ、舞妓、芸妓という生きた芸術作品のパトロンとなる。そのためには、経済力だけではない、人間に品が要る。 知性も欠かせない。 さらには、品や知性だけ…

「特区」は中国のすぐれた発明品にゃ。だから「民主化特区」をやりにゃさい

トラキチは前々から不思議なんにゃ。 中国は「経済特区」で成功したのに、なんで「民主化特区」をやらないんにゃろ? 経済特区って、すごい発明品にゃ。しかも、中国という国にとって実に理にかなったすばらしい発明だったとトラキチは思ってるにゃ。 中国に…

人生100年時代 日本人の年齢のカギになる「1.6」という数字の話にゃ

この話は、日本人の年齢についての話にゃ。 「年齢は 1.6 で割ってみ。そしたらしっくりくるから」と、いう内容にゃ。 トラキチみたいに昭和からたっぷり生きてると、つくづく実感するのは、日本人はここ30~40年くらいで急速に若くなったということ…

「を」に「、」は要るのか? 読点つける必要あるのか? という話

色んな文章やキャッチコピーを見ていて、トラキチには昔からものすごくむずがゆく感じていることがあるんよ。 それは平仮名の「を」にまつわる話にゃ。 これを読んでいるキミに、いきなり尋ねるにゃ。 「を」に、読点(とうてん)って要るか? 読点って「、…

戦場となったウクライナに捧げる詩 平和への願いを込めるにゃ

下の一文はトラキチが書いた「詩」にゃ。少しエッセイ風のトラキチ・スタイルの詩にゃ。元は2014年のクリミア半島併合(国際的には未承認)のときに考えたものなんにゃけど、少し手直ししてみたにゃ。 タイトルは「一匹の魚になって、北大西洋を東へと泳いで…

蓮馨寺(れんけいじ)は川越市民のオアシス。お団子食べながら縁日見物にゃ

蓮馨寺は川越の街の真ん中にあるにゃ 蓮馨寺(れんけいじ)は川越の街の中心部に建つお寺にゃ。蔵造りの町並みで有名な一番街の少し南側にあるにゃ。西武鉄道の本川越駅からも近くて、北に5~600mくらいかにゃ。孤峯山宝池院蓮馨寺。浄土宗のお寺にゃ。 休み…